『WeSave!チャリティ・プレー』はヨーロッパ地区の決勝が行われ、ニグマ・Eスポーツのキャプテン、クロ・“KuroKy”・タクハソミがサポートでプレーしながら、クリンクスを使ってMVP級の活躍を披露し、ニグマを強豪チーム・リキッドを相手に3-1での勝利へと導いた。

 Kurokyは最終ゲームで超攻撃的なチームをリードするべく、4試合連続でクリンクスを選択。さらにアメル・“Miracle-”・アルバルカウィがファントム・アサシン、ミッドレイナーのアリウィ・“w33”・オマルがバトライダー、オフレーンのイヴァン・“MinD_ControL”・イヴァノフがレイス・キング、マロウン・“GH” ・メルヘジがタスクを選択した。

 一方のリキッドはミッドゲーム重視のトライコアを採用し、マイケル・“miCKe”・ヴがリキ、マキシミリアン・“qojqva”・ブロッカーがローン・ドロイド、サミュエル・“Boxi”・スヴァンがマルス、トミー・“Taiga”・リーがルービック、アイディン・“iNSaNiA”・サルコヒがグリムストロークを選択した。

 レーニングフェイズでカギとなる活躍をみせたのはニグマのサポートを務めたKurokyで、10分までに5キルを達成して、リキッドのコアにマップ全域で大きなプレッシャーをかける。



 ミッドゲームに入ってもエンジンがかからないリキッドのヒーローたちを尻目に、ニグマは積極的に仕掛けていってリードを広げた。Kurokyのクリンクスがコンスタントにキルを積み重ねた結果、ニグマはほとんどのチームファイトでリキッドを圧倒した。

 まだ試合開始から20分も経過していない段階で、ニグマはすでに30キルと9000ゴールドのリードを積み上げていた。

 リキッドは必死のディフェンスをみせたが、ニグマの絶え間ない攻撃に遂には音を上げ、21分に降参へと追い込まれた。

 Kurokyはゲームハイの15キルを達成したほか、10アシストを記録し、さらに喫したデスもわずかに4だった。これは主にキャリーで使われることが多いクリンクスにとってはまずまずの数字に過ぎないが、Kurokyがサポートの役割でこの数字を達成したことは特筆に値するといっていいだろう。

 この勝利によって、ヨーロッパ地区を制覇したニグマは、CISのスペシャル・グランドファイナルズで、CISを制覇したヘルレイザーズと対戦する。

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