ESLは2020年の『ESL One ロサンゼルス』と『ESL One バーミンガム』をオンラインで開催すると発表した。両大会とも開催方式に大きな変更が加えられている。

 『ESL One ロサンゼルス2020』は当初、2019-20シーズンの『Dotaプロサーキット(DPC)』のメジャー第3戦として開催が予定されていたが、アメリカ国内の新型コロナウイルスの感染拡大によって中止されていた。

 大会形式は一新され、『ESL One ロサンゼルス』は3月28日から4月19日にかけてオンラインで開催され、出場チームは35チームと大きく増加。賞金総額は37万5000ドルに決まった。

 試合は各大陸ごとのリーグで行われ、北アメリカ、南アメリカ、中国、東南アジアはそれぞれ独立したリーグでプレー。一方、ヨーロッパとCISは同一リーグでプレーする。

 EU-CISの地域リーグは出場16チームが賞金総額20万ドルをかけて激突。中国の6チームは賞金総額5万5000ドルをかけて争う。また、北アメリカ、南アメリカ、東南アジアはそれぞれ4チームが出場し、賞金総額は4万ドルとなっている。

 出場35チームは『ESL One ロサンゼルス』と『スターラッダー・ImbaTV・キエフ・マイナー』の出場チームに、ESL世界ランキング上位チームを加えて決定された。



 一方、『ESL One バーミンガム』は5月から6月にかけて開催され、賞金総額は33万5000ドルに決まった。こちらも北アメリカ、南アメリカ、中国、東南アジア、ヨーロッパ・CISに分かれて開催される。

 ESLはValveとともに「あらゆる可能性を慎重に検討した結果」、『ESL One ロサンゼルス』と『ESL One バーミンガム』を予定通り開催することは不可能だと判断。その結果、選手、ファン、スタッフの安全を最優先に考えた結果、すべてのトーナメントをオンラインで開催することを決定したという。

 なお、現時点では明確なアナウンスはないものの、オンラインで開催されるということもあり『ESL One ロサンゼルス』がDPCメジャーから除外されたのは明らかだ。ロサンゼルス・メジャーは当初、出場16チームが賞金総額100万ドルと1万6000DPCポイントをかけて戦う予定となっていた。

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