WePlay!は4月23日から『WePlay!・プシュカ・リーグ』を開催すると発表した。オンラインで開催される大会にはヨーロッパとCIS地域からそれぞれ7チームが出場し、賞金総額は25万ドルとなっている。

 大会に出場する14チームのうち、12チームは招待制となっており、ヨーロッパからはチーム・シークレット、ニグマ・Eスポーツ、チーム・リキッド、アライアンス、ニンジャス・イン・パジャマスが招待され、CISからはナートゥス・ヴィンケレ、ヴィルトゥス・プロ、ギャンビット・Eスポーツ、ヘルレイザーズ、B8、チーム・スピリットが招待された。

 大会には上記の招待チームに加え、各地域のオープン予選を勝ち抜いた2チームが出場する。

 各地域のチームは、3試合制(2戦先勝方式)の総当たり戦を行い、プレーオフ進出チームを決める。各リーグの上位4チームがプレーオフに進出し、残り3チームは敗退となる。

 プレーオフはダブルイリミネーション方式で行われ、グランドファイナルズ以外は3試合制(2戦先勝方式)で行われる。なお、グランドファイナルズは5試合制(3戦先勝方式)で開催される。



 WePlay!は今後、オンラインリーグの試合スケジュール、賞金の分配方法、オープン予選などの情報について、随時リリースを行う予定となっている。

 ニグマ・Eスポーツは『WePlay!・プシュカ・リーグ』について、「このような状況下でもEスポーツの大会が開催されることに喜びを覚えている。オンラインで大会を開催することは正しいアプローチだと思うし、招待してくれたことに感謝している。視聴してくれるファンのために、素晴らしいショーを提供したい」とコメントしている。

 また、ヴィルトゥス・プロのゼネラル・マネージャーであるセルゲイ・グラマズダは「この検疫期間にあって、オンラインのトーナメントこそがDota2のファン、プレイヤー、チームが待ち望んでいたものだ。ある意味では、ほとんどの大会がオンラインで開催されていた、我々のルーツといえる時代に戻ることになったのだ。プレイヤーたちはDota2の真剣勝負に飢えており、このようなスピード感でオンラインのトーナメントを開催することに対して、99パーセントのチームが同意を示しているはずだ」とコメントした。

 現在、2019-20シーズンの『Dotaプロサーキット(DPC)』は新型コロナウイルスの感染拡大によってが中断しており、『ESL One・ロサンゼルス・メジャー』、『DOTA PIT・マイナー』、『EPICENTER・メジャー』が中止へと追い込まれている。

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