鉄拳の“神”と呼ばれるジャエミン・“Knee”・バエは1月に開催された『Evo ジャパン2020』を振り返る動画を投稿し、あまりに強力だった新キャラクターのリロイ・スミスに苦言を呈した。

 Kneeによれば、Evoジャパンに出場した960名のうち8割がリロイを使用しており、さらにトップ8まで勝ち進んだ選手のうち6人がリロイを使用していた。

 Kneeはリロイを使った格下の“オシャレ骨折”に0-2と完敗し、25位と失意の結果に終わっていた。

 敗北後、Kneeはリロイだらけとなってしまったトップ8以降の試合を観戦するつもりはないと語っていた。

 「設定が強すぎると感じるキャラクターはたくさんいるけど、リロイは一線を越えてしまっている」とコメント。「リロイのカウンターの強さは、そのキャラ設定が破綻していることを物語っている」と続けた。



 なお、Evoジャパン終了後にアップデートが行われ、リロイの能力に調整が入ったが、多くの選手はまだこのキャラが強すぎると感じているようだ。

 Evoジャパン2020で優勝したノパラット・“Book”・ヘンパモルンは、鉄拳で優勝したいなら「リロイを選ぶだけでいい」とコメントしている。

 Kneeは動画のなかで、前作で無双状態だったDLCキャラクターの豪鬼や、ギース・ハワードについても言及している。豪鬼とギースはゲストプレイヤーだったため、次作以降は登場することはないだろうが、ROXドラゴンズのKneeは、リロイはオリジナルキャラクターなので、その存在が鉄拳の競技シーンを破壊することになると懸念している。

 リロイには2月中旬にもう一度調整が加えられる予定となっているが、他のファイターと同程度のレベルにまで落ちない限り、大会では使用禁止にすべきだと語った。

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