『Evo Japan2020』は鉄拳7のグランドファイナルズが行われ、タイのノパラット・“Book”・ヘンパモルンが優勝を飾った。
トップ8は8人中6人が新キャラクター「リロイ・スミス」を使うという異常事態となり、そのリロイを最もうまく使いこなしたBookが、日本の“みきお”とのグランドファイナルズを制した。
ゲーム1ではBookが最初のラウンドをあっさりとものにするが、みきおも第2ラウンドで反撃する。
しかしBookは自らのライフが少ないとみるや、壁際でヒットコンファームのジャブを当て、このラウンドも制してみせる。
ラウンド3も同じ展開となった。壁際でのコンボでみきおに大ダメージを与え、最後は下段攻撃を当ててゲーム1をものにした。
ゲーム2ではより守備的に戦ったみきおが優位に立ち、リロイをサイドステップでかわして壁際に追い詰めると、マウンテン・クラッシャーを当てて1-1に追いついた。
ゲーム3は両者ともに2つのラウンドを奪い合う展開となった。そして迎えた最終ラウンド、Bookは壁際のコンボでリードを奪うが、最後はみきおがレイジアーツで勝負を決めた。
Bookはゲーム4で素早く2つのラウンドを制すると、完全に主導権を握り、ラウンド3は鞭を使ったコンボを叩きこむと、優勝へ王手をかけた。
迎えたゲーム5、Bookは2つのラウンドを先取するが、みきおはまだ諦めておらず、見事な試合運びをみせる。マジック4キックを活用すると、リロイを壁から壁へとジャグルし、最後はパーフェクトで締めくくってみせる。
しかし、それでもBookの勢いを止めることはできず、最後はゲーム1と同様にヒットコンファーム・コンボで勝負を決めた。
優勝したBookは賞金9100ドルを獲得し、準優勝のみきおは3600ドルを獲得した。
なお、Evo Japanは鉄拳ワールドツアー(TWT)には含まれないため、両者へのTWTポイントの配分はなかった。
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