『WeSave!チャリティ・プレー・オンライン・トーナメント』の東南アジア地域の準決勝の試合が行われ、チーム・アドロイトとは同じフィリピンのライバル、TNCプレデターに勝利した。対戦相手のTNCは欠場したキム・“Gabbi”・ビジャフエルテの代わりに二度の『ザ・インターナショナル』王者に輝いた経験があるアナサン・“ana”・ファムが出場していた。

 シリーズは『MDL成都メジャー』覇者のTNCが圧倒的な強さでゲーム1を制したが、アドロイトがゲーム2で雪辱して、シリーズの行方を決定戦に持ち込ムことに成功する。

 TNCプレデターはゲーム3のドラフトフェーズで、終盤戦で優位に立つためにanaの代名詞でもあるファントム・ランサーを選び、さらにアルメル・パウル・“Armel”・タビオがマルス、ダミエン・“kpii”・チョクがオグレ・マギ、ティモシー・“Tims”・ランドルプがサポートのミラーナ、パク・“March”・テウォンがそれを援護するためにチェンを選んだ。

 一方のアドロイトはチームファイトを重視して、攻撃力の高いキャリー・デュオを選択した。ジョン・アンソニー・“Natsumi-”・バルガスがトロール・ウォーロード、マック・ニコルソン・“Mac”・ビジャヌエバがヴォイド・スピリット、ジュン・“Bok”・カネハラがケンタウロス・ウォーランナー、マーヴィン・“Boombacs”・ラシュトンがサポートのマグナス、そしてブライル・“cml”・アルビソがシャドウ・デーモンを選んだ。

 ゲームはアドロイトがレーニングフェイズで優位に立ったかにみえたが、23分にTNCプレデターが大きなチームファイトを制すると、流れは一変して一気にTNCプレデターが勢いづいた。



 両者は一進一退の攻防を繰り広げたが、TNCプレデターは勢いを持続し、ゴールドのアドバンテージを積み上げていった。そこからゲームの焦点はどちらがロシャンピットを制するかに絞られ、どちらのキャリーがイージス・オブ・ザ・イモータルを獲るかで、ゲームの行方が大きく左右されるのは明らかだった。

 TNCは2つの大きなチームファイトを制してロシャンの支配権を手にするが、それでもアドロイトは45分にNatsumiがディヴァイン・レイピアーを手にすると、相手にイージスを渡しながらも、試合の流れを自軍に引き寄せてみせた。

 Natsumiのディヴァイン・レイピアーのおかげで、アドロイトはチームファイトで優位に立つも、試合はそのまま膠着状態が続いた。しかし60分にanaとTimsのキルに成功すると、ようやくTNCのベースをこじ開けることに成功し、試合開始から1時間を経てようやく相手陣内に攻め込むことができた。

 アドロイトはボトム・バラックでTNCプレデターの守備を圧倒し、anaをバイバックなしでキルすることに成功すると、63分までにTNCプレデターの降参を引き出した。

 この結果、アドロイトは『WeSave!チャリティ・プレー・オンライン・トーナメント』の東南アジア地域の決勝への進出が決定。決勝ではギークファムと対戦することになった。

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