Drodo Studiosの『Dota オートチェス』、Valve公式の『Dota アンダーロード』、Riotの『チームファイト タクティクス』の流れへ新たに加わるのは、ブリザードの『ハースストーン:バトルグラウンド』だ。これは『ハースストーン』に登場する、新しい8プレイヤーモードである。

 他のオートバトルジャンルと同じく、『バトルグラウンド』は最後に生き残るため。ターンベースのバトルロワイヤルで他のプレイヤーたちと闘う。本作には『ウォークラフト』ユニバースからヒーローとユニットが登場する。

 各ターンの開始時には、タバーンのコインと、ランダムでミニオンを雇用する選択肢が与えられる。同じタイプを3つを合わせることでミニオンをアップグレードできる。また、複数のオークやメイジなど、一致する特性を持つミニオンによるボーナスもある。

 他のオートバトルジャンルと違い、ミニオンを配置するチェス盤のようなグリッドはない。そのかわり、『ハースストーン』のように一本の線で区切られ、線の内側に配置できる。

 『バトルグラウンド』にはヒーローの概念もある。これはValveが『アンダーロード』でやっていることによく似ている。各ゲーム開始時に、プレイヤーはミニオン構築に影響を与える力を持つヒーローを選べる。

 たとえば、ヒーローの一人であるMilliificent Manastormはすべてのメカミニオンに1 / + 1を追加し、メカを選択したとすると、メカタイプのユニット雇用に集中できるという。

 リリース時には24人のヒーローが登場する。こちらでミニオンとヒーローのリストをチェックできる



 ミニオンが揃えば、戦闘フェイズが始まる。ランダムに選ばれた相手と対戦し、プレイヤーのユニットがなくなるまで、ミニオンは互いに闘う。

 ミニオンは、各プレイヤーが配置した左端から順に攻撃する。ミニオンは通常の『ハースストーン』と同じように動く。たとえば、挑発をもつミニオンは最初に攻撃しなければならないし、毒を持つミニオンはダメージを与えたミニオンをすべて破壊するほか、Divine Shieldは最初のダメージをブロックするという具合だ。

 戦闘フェイズが終わると、タバーンの画面に戻り、さらに多くのミニオンを雇用してゆく。以上のフェイズはプレイヤーがただ一人になるまで繰り返される。

 『ハースストーン:バトルグラウンド』は11月12日にオープンベータが開始。BlizzCon 2019 の参加者、およびバーチャルチケットを持つ方は11月5日にアーリーアクセスが可能だ。

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