『ドリームリーグ・シーズン13:ライプチヒ・メジャー』が開幕を迎え、すでにトップレベルのチームとその他大勢の間には大きな差が開きはじめている。

 各グループの結果をおさらいしよう。


グループA

 『We Play!ブコバル・マイナー』を制して勢いに乗るニグマ・Eスポーツが『MDL成都メジャー』の覇者TNCプレデターに2-1で競り勝った。

 ゲーム1ではTNCのキャリー、キム・“Gabbi”・ビジャフエルテが活躍をみせたが、続く2ゲームではニグマのアリウィ・“w33”・オマルがアウトワールド・デヴォウアーを使って傑出したパフォーマンスを披露した。

 一方、フナティックはオープニングマッチでチーム・アスターに勝利した。ゲーム1では大きなビハインドを背負いながらも、ヌエングナラ・“23savage”・ティーラマハノンがナガ・セイレーンを使ってチームを逆転勝利へと導いてみせた。

 グループステージ2日目の試合では、ニグマ・Eスポーツとフナティックがアッパーブラケットの座をかけてウィナーズマッチで対戦。また、TNCプレデターとチーム・アスターがルーザーズマッチで対戦する。


グループB

 グループBでは大会の優勝候補であるチーム・シークレットとヴィシ・ゲーミングが対戦し、シークレットが2-1で接戦を制している。

 シークレットはゲーム1で見事なベース・ディフェンスをみせて逆転勝利を収めると、ゲーム3ではヤツィエド・“YapzOr” ・ジャラダトがダーク・シーアを使って見事なクラッチプレーを披露し、チームをシリーズ勝利へと導いた。

 もう1試合では、南アメリカのビーストコーストがカオス・Eスポーツ・クラブを2-0で下した。ビーストコーストはレギュラーのアドリアン・“Wisper”・セスペデス・ドブレスが病欠だったが、代役のホドリゴ・“Lelis”・サントスが勝利に貢献している。

 シークレットは2日目にアッパーブラケット進出をかけてビーストコーストとウィナーズマッチで対戦。ヴィシ・ゲーミングはカオス・Eスポーツ・クラブとルーザーズマッチで対戦する。



グループC

 グループCの1日目の試合はすべて予想通りに運び、『Dotaサミット11マイナー』の王者インビクタス・ゲーミングが東南アジアのリアリティ・リフトに勝利した。ゲーム1はリアリティ・リフトが制したものの、インビクタス・ゲーミングは続く2ゲームを速攻で制し、あっさりと逆転勝利を収めた。

 一方、『ドリームリーグ・シーズン12』の覇者アライアンスは、今大会が2019-20の『Dotaプロサーキット』のメジャー初出場となるヴィルトゥス・プロに勝利した。

 翌日のウィナーズマッチでは、アッパーブラケット進出をかけてインビクタス・ゲーミングとアライアンスが対戦。リアリティ・リフトとヴィルトゥス・プロがルーザーズマッチで対戦する。


グループD

 グループDではジャイアントキリングが起こり、ナートゥス・ヴィンケレが、グループ首位の有力候補だった北アメリカの雄、イーヴル・ジーニアスズに2-1で勝利した。ヴラジスラフ・“Crystallize”・クリスタネクとイダン・“MagicaL”・ヴァルダニアンのコンビが活躍し、この日最大のアップセットを演出した。

 また、チーム・リキッドはこの日のベストバウトといえる試合でペイン・ゲーミングを2-1で下した。ペインは格上相手にゲーム1をものにするが、リキッドもすぐさま立て直して逆転でシリーズを制してみせた。

 グループDのウィナーズマッチでは、アッパーブラケット進出をかけてナートゥス・ヴィンケレとチーム・リキッドが対戦する。一方、優勝候補イーヴル・ジーニアスズは復活をかけてペイン・ゲーミングとルーザーズマッチで対戦する。


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