チクリンが『鉄拳ワールドツアー(TWT)・ファイナルズ』で今年最後のトロフィーを勝ち取った。日本のスター選手はグランドファイナルで見事なスイープを披露し、今季のTWTを締めくくった。

 チクリンはグランドファイナルで韓国の名手リム・“Ulsan”・スフンと対戦。Ulsanがいつも通り三島一美を選択した一方、ギース・ハワードの使い手として知られるチクリンは、ここにきて豪鬼を選択して観衆を驚かせた。

 第1ラウンドで優位に立ったのはUlsanで、コンボを失敗したチクリンを尻目に、悠々と勝利を手にした。

 一方のチクリンは第2ラウンドになると徐々に調子を上げ、強烈なコンボを浴びせてラウンドを制する。

 このあと双方ともにラウンドを取り合って迎えた最終ラウンド。Ulsanがミスを犯すと、そのチャンスに乗じたチクリンは凄まじいコンボを叩き込み、第1ゲームをものにした。



 Ulsanはゲーム2で壁のないステージを選択し、豪鬼のコンボの破壊力を制限しようとするが、それでもチクリンを止めることができない。ラウンド2、チクリンはライフ残りわずかという状況に追い込まれるも、そこから2つの強烈なコンボを叩き込むと、最後はレイジアーツを発動させ、残りわずか9秒からUlsanのライフゲージをゼロにしてみせた。

 迎えたゲーム3、Ulsanはチクリンの連続攻撃をけん制するためにカウンター戦術を取り、2つのラウンドをものにする。

 しかし最終ラウンド、チクリンはUlsanにメーターバーン・コンボを叩き込んで、相手をライフ残りわずかという状況に追い詰める。

 Ulsanはリカバーのために全力を尽くすが、最後はチクリンのプレッシャーの前に屈してしまう。チクリンはUlsanのローキックをあっさりガードすると、すかさずカウンターで合わせてゲームを制し、自身にとって初となるTWTファイナルズ制覇を果たした。

 この見事な勝利によって、チクリンは賞金5万ドルと、ピュアアーツ社が手掛けた美しいトロフィーを持ち帰った。

 2位に終わったUlsanは、賞金3万5000ドルを獲得。3位のバエ・“Knee”・ジャエミンは2万5000ドル、4位のホア・“Anakin”・リュウは2万ドルを獲得している。

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