『ONE Eスポーツ Dota2 ジャカルタ・インビテーショナル』のインドネシア地域予選が開催され、地元インドネシアのベテラン部隊、BOOM・Eスポーツがマレーシアのチーム・オラクルを2-0で圧倒し、無敗で大会制覇を成し遂げた。


ゲーム1

 BOOM・Eスポーツは攻撃力重視のラインアップでシリーズの火ぶたを切った。ランディ・“Dreamocel”・サポエトラがリキ、ラーフリ・ファトゥール・“Mikoto”・ラフマンがテンプラー・アサシン、サイエフル・ “Fbz”・イルハムがパンゴリエル、ブリジオ・“Hyde”・プトラがニックス・アサシン、アルフィ・“Khezcute”・ネルフヤナがリッチを選択した。

 一方、チーム・オラクルはミッドゲームで優位に立つためにレーン重視のヒーロー編成を選択し、チャン・“Ghost”・コク・ホンがブラッドシーカー、メン・“No7”・オウがパック、スティーブン・“Monster”・ノエルがマルス、アドリアン・“Destrice”・エン・チー・エルンがルービック、ピュク・“lordboonz”・ヌグエンがグリムストロークを選択した。

 オラクルは予想通りレーニングフェーズで優位に立ち、DreamocelとFbzを抑えて15分までにキルの数で10-2と圧倒。しかしながら、Mikotoのファームを阻むことができず、ミッドゲームに入ると劣勢に立たされてしまう。

 BOOM・Eスポーツは19分に大きなチームファイトに勝利すると、Mikotoがイージス・オブ・ザ・イモータルズを確保し、オラクルをベースに押し返すことに成功。25分までに1万ゴールドのリードを手にする。

 オラクルはDreamocelとMikotoのキルに成功したものの、BOOM・Eスポーツがこのゲーム二度目のロシャン・ピット陥落を達成するのを阻止することができなかった。二つ目のイージスを手にしたMikotoのテンプラー・アサシンが無敵状態となるなか、BOOM・Eスポーツはオラクルのベースに攻め込んで34分で降参を引き出した。

 Mikotoはこのゲームを9/1/4 KDA(キル・デス・アシスト)の好成績で締めくくった。



ゲーム2

 オラクルは攻撃力と機動力を兼ね備えるラインアップを選択し、Ghostがスラーク、no7がエンバー・スピリット、Monsterがクロックワーク、Destriceがタイニー、lordboonzがイオを選択した。

 BOOMは再びミッドゲーム重視のラインアップで臨み、Dreamocelがハスカー、Mikotoがヴォイド・スピリット、Fbzがバトライダー、Hydeがアースシェイカー、Khezcuteがオラクルで援護した。

 オラクルは出だし好調で、レーニングフェーズでいいポジションを保ち、Ghostが序盤のファイトで何度もDreamocelを倒してみせる。しかしイージスを狙いにきたBOOMに4体のヒーローをキルされると、一気に形成を逆転されてしまう。

 Dreamocelがイージスを確保するなか、BOOMはオラクルのベースに攻め込んで、22分にボトムレーンのバラックを陥落させることに成功する。27分に7体をキルするチームファイトを制し、おまけにメガ・クリープを倒すと、オラクルは降参へと追い込んだ。

 大会を無敗で乗り切った地元インドネシアの雄、BOOM・Eスポーツは、『ONE Eスポーツ Dota2 ジャカルタ・インビテーショナル』への出場権を手にしている。

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