今季の『Dotaプロサーキット』のメジャー第1戦、『MDL成都メジャー』はTNC Predatorがメジャー初戴冠を果たした。

 直前の『ESL Oneハンブルク』で優勝していたTNC Predatorは、グランドファイナルでVici Gamingを3-1で破った。

 メジャー第1戦の終了は『アウトランダー』のリリースを意味しており、この大きなパッチ変更はDota2の世界に地殻変動をもたらすとみられている。

 つまり、現行のアビリティを使ったヒーローたちの活躍をみられるのはMDL成都メジャーが最後かもしれないということだ。『パッチ7.22h』での最後のスーパープレーの数々を目に刻みつけよう。


TNC vs EHOME (グループA ウィナーズ・マッチ)

 TNCは『MDL成都メジャー』でMorphling Earthshakerのコンボをフル活用し、キム・“Gabbi”・ビジャフエルテがこのヒーローの力を最大限に引き出した。


Evil Geniuses vs Team Adroit (グループC 開幕戦)

 EGのアルトゥール・“Arteezy”・ババエフは、Team Adroitの若いメンバーたちにメジャーの厳しさを教え込んだ。彼のFaceless Voidはジュン・“Bok”・カネハラの『Burrow Strike』を読み切って、完璧にかわしてみせた。


Fnatic vs Alliance (グループB 開幕戦)

  ダリル・コ・“iceiceice”・ペイ・シャンにとっては失意の大会となったが、一つのプレーでDota2のファンを大いに魅了した。

 彼はPudgeを使って味方のスペースを創り出し、自分に相手の攻撃を集めたため、チームメイトたちは相手のスター選手、ニコライ・“Nikobaby”・ニコロフを二度にわたってキルすることに成功した。


Beastcoast vs Fighting PandaS (ロワーブラケット)

 エルビス・Scofield”・デラクルス・ペーニャはFighting PandaSにとって厄介極まりない存在となった。まず彼はBlack King Barを運ぶ相手のCourierを狙撃する。さらにダイアベースのヒーロー4人の注意を自らに向けると、敵陣のFountainに逃げ込んでベースにテレポートすることに成功した。


TNC vs Alliance (アッパーブラケット)

 

 Allianceは6万2000ゴールドのアドバンテージを握っていたが、それは今大会の王者を退けるには十分ではなかった。TNCはダイアベースのヒーローたちに対して、メガクリープが複数いたラディアントベースを防衛してみせる。



Invictus Gaming vs Beastcoast (ロワーブラケット)

 

 IGは驚異的な逆転勝利で南アメリカの雄に衝撃を与えた。Beastcoastは1万ゴールドのリードがあったが、ラディアントのティア2タワーの下でクレイジーな乱戦が繰り広げられると、これを制した中国の強豪がロワーブラケットの準々決勝進出を決めた。


Vici Gaming vs TNC (アッパーブラケット決勝)

 

 アッパーブラケット決勝でVici GamingはTNC相手に意地をみせ、ション・ “Pyw”・ジアハンがCheese、Refresher Shard、Aghanim’s Blessingといったキーアイテムを次々と奪取した。これらはTNC相手に二つの勝利を奪う上で大きな役割を果たした。


Vici Gaming vs TNC (グランドファイナル)

 シャン・“Eurus”・チェンジュンは第3戦の山場となったチームファイトで、Gabbiとアルメル・パウル・“Armel”・タビオを相手にAegis of the Immortalを奪ってみせた。

READ MORE: 【Dota 2】パッチでアイテムドロップのバランスが調整