2019-20の『Dotaプロサーキット』のメジャー第1戦、『MDL成都メジャー』の6日目の試合が行われ、ロワーブラケット3回戦でTeam LiquidがライバルのAllianceを2-0で下し、トップ6でのフィニッシュを確定させた。
ゲーム1
レーニングフェイズで勝利したのはLiquidで、マイケル・“miCKe”・ヴがHand of Midasを作りはじめ、ニコライ・“Nikobaby”・ニコロフのMorphilingに対して優位に立つ。さらにサミュエル・“Boxi”・スヴァンがデュエルでマルチキルを達成する。
一方のAllianceはNikobabyが17分までにAghanim’s Scepterをビルドしたものの、22分までにゴールドアドバンテージを1万2000に広げたLiquidのヒーローに対抗することができない。
Liquidは大きなアドバンテージを背景に、二つのレーンをほぼ無抵抗で制するなど、マップ全域を支配した。Allianceは必死になってキルを狙うが、それは却って逆効果となった。
Allianceが狙いとしていたファイトがようやく形になりつつあり、ボトムレーンを前進するなか、Liquidはマイケル・“miCKe”・ヴが一気に流れを変えてしまい、そのままゲーム1をものにする。
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ゲーム2
続くゲーム2、Liquidはマキシミリアン・“qojqva”・ブロッカーのLinaがAllianceのリナス・“Limmp”・ブロムディンのDrow Rangerを封殺し、チームメイトたちに余裕を与えると、レーニングフェイズを軽々と制した。さらにLiquidはファームに躍起になるAllianceのヒーローたちを次々とキルしていく。
逆転の機会を狙って攻めたAllianceだったが、そのたびにLiquidに反撃の芽を摘まれてしまい、両者の差は開く一方となった。Liquidはそのまま40分で勝利を達成し、シリーズを2-0のスイープで終えた。
この勝利によって、Liquidはトップ6でのフィニッシュが確定し、賞金6万ドルと900DPCポイントが確約された。シーズンオフにチームがまるごとAllianceから移籍てきた彼らにとって、古巣相手の勝利はチームを勢いづけるものとなるだろう。
次戦は北アメリカのEvil Geniusesと対戦。グループステージの試合では2-1と下している相手だけに、今回もきっちりと勝利しておきたいところだ。
一方、敗れたAllianceは7-8位で大会を終え、賞金4万ドルと45ODPCポイントを持ち帰ることになった。
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