2019-20の『Dotaプロサーキット』のメジャー第1戦、『MDL成都メジャー』の3日目の試合が行われ、アッパーブラケットではTNC PredatorがAllianceを下し、準決勝進出を決めた。
ゲーム1
AllianceはTNCのNight Stalker戦術を逆利用し、シリーズ開始と同時に相手に絶え間ないプレッシャーを与え続ける。
Allianceはゴールドと経験値で大きくリードし、孤立するTNCのヒーローを一人一人キルして対戦相手を圧倒する。
一時は6万2000ゴールドのリードを奪ったAllianceだったが、これだけでは勝利を手にするのに十分ではなかった。TNCはAllianceとメガクリープを相手にエンシェントを守り切ってみせる。
しかし、やがてTNCはグリフもバイバックも尽きてしまい、最後はAllianceがラディアントエンシェントを攻め落としてゲーム1を制した。
ゲーム2
ゲーム2のドラフトフェーズで、TNCはまたもAllianceにNight Stalkerを譲ってしまうが、今回はオフレーンでNaga Sirenを選択し、これがAllianceの守りを混乱させる。
TNCはレーニングフェイズで優位に立つと、Allianceより早くターゲットを仕留めていき、それがチームファイトに大きく影響を及ぼした。
これに対してAllianceはなす術がなく、TNCは36分でゲーム2を制した。
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ゲーム3
迎えたゲーム3、序盤にTNCのキム・“Gabbi”・ビジャフエルテがRoshanを倒そうと戦線を拡張させた結果、それをAllianceにつけこまれてチームをまとめてキルされてしまう。
しかしTNCはGabbiがBlack King Barを使うと、Allianceは攻撃の糸口を掴めなくなってしまう。さらにパク・“March”・テウォンはBlink Daggerを持っていなかったにも関わらず、Allianceの二人のヒーローに対してReverse Polarityを炸裂させる。
このあと、撤退するAllianceのヒーローたちをGabbiが総崩れにさせる。Gabbiはその過程でティア―4のタワーに突っ込み、瀕死状態だった相手のサポートヒーローもキルしてみせる。
崖っぷちに追い込まれたAllianceはなんとかTNCがRoshanを倒すのを阻止しようとするが、これをかえってTNCに狙い撃ちされてしまい、次々とキルされてしまう。Gabbiは楽々とダメージポイントを1300に積み上げ、Allianceはギブアップするほかなかった。
TNCはこの勝利の結果、『MDL成都メジャー』におけるトップ6のフィニッシュが確定した。
一方のAllianceはロワー・ブラケットに回り、Team AsterとGambit Esportsの勝者と対戦する。
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