プロゲーミングチームで『Dota2』の強豪であるTeam Secretは、休養に入ったイェイク・“MidOne”・ナイツェンの代わりに、ラッセ・“Matumbaman”・ウルパライネンがチームに加入したと発表した。

 母国マレーシアを離れて2016年の8月にヨーロッパのチームに加入したMidOneは、以来Secretのオフレイナーとして活躍してきた。

 世界屈指のミッドレイナーと評価されるMidOneは、過去3シーズンにわたって輝かしい実績を誇ったSecretにとって、欠くことのできない存在だった。2017年には『ドリームリーグ・シーズン8』を制し、さらに昨季は重慶メジャーとパリ・メジャーで優勝。『ザ・インビテーショナル2019』での4位入賞にも大きく貢献した。

 Secretは声明で「MidOneはDotAのトップ戦線で戦うチームに大きな犠牲を捧げてくれた。その過程で、彼はプレイヤーとして欠くことのできない存在であり、素晴らしい友人でもあった。これ以上のメンバーは望むことはできない」とコメント。

 「彼が我々のためにやってきてくれたことに感謝している。第一戦を退いて、いまはゆっくりと休んで欲しい」



 MidOneの代役となるMatumbamanはDotaの世界では最も尊敬を集めるベテランの一人で、過去にはTeam Liquidのミッドレイナーとして『ザ・インターナショナル2017』を制している。なお、新チームではキャリープレイヤーだったミカル・“Nisha”・ヤンコウスキがミッドレイナーに転向する予定となっているため、Matumbamanはポジション1を担うとみられている。

 また、チーム改造中のSecretはコーチの交代も発表。2017年からチームを率いてきたリー・“SunBhie”・ジョンジャエに代わって、リー・“Heen”・ソンゴンがチームを率いることになる。

 Secretは声明のなかでSunBhieについて「我々の6人目のメンバーであるSunBhieは、プレッシャーのかかるDotaプロサーキットのシーズンにおいて、よきアドバイザー、よき友人として一緒に歩んできてくれた。彼がやってきてくれたことと、一緒に過ごしてきたすべての時間に感謝したい。今後の成功を祈っている」とコメントしている。

 Secretの新チームは、12月に開催される『ドリームリーグ・シーズン13 ライプチヒ・メジャー』の予選でお披露目される。その後、チームは『ONE Eスポーツ Dota2 シンガポール・ワールドプロ・インビテーショナル』に出場する。

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