『ドリームリーグ・シーズン12』で躍進をみせた北アメリカのDemon Slayersだが、グランドファイナルで強豪Allianceを相手に激闘の末に敗れ、シンデレラ・ストーリーを完遂することはできなかった。

 Allianceがグループステージを楽々と突破し、プレーオフでNinjas in Pyjamas (NiP) を下してあっさりとグランドファイナル進出を決めた一方、Demon Slayersはグループステージで全敗に終わり、敗者復活ラウンドにまわっていた。

 しかしこの敗者復活ラウンドで突如チームが形になったDemon Slayersは、J.Storm、Team Liquid、NiPといった強豪を連破し、グランドファイナルでAllianceと雌雄を決することとなった。

 波に乗るDemon Slayersは勢いそのままに、シリーズ最初の2ゲームをものにした。

 


 しかし背水の陣となったAllianceは、ここから総攻撃を開始し、まずはゲーム3を制して1-2とする。


 ゲーム4ではAllianceの新鋭ニコライ・“Nikobaby”・ニコロフが見事な12-0-8 KDAを披露するなど躍動し、勝負の行方をゲーム5に持ち込んだ。


 Demon Slayersはゲーム5で素晴らしいディフェンスをみせたものの、ここで違いをみせたのはまたもNikobaby。Gyrocopterで目を見張るような12-1-13 KDAをみせ、チームを勝利へと導いた。

 優勝したAllianceは賞金10万ドルとともに、新チームでの初勝利を手にした。一方、Demon Slayersは賞金6万ドルに甘んじたが、今回の活躍で今季の『Dotaプロサーキット』の台風の目になることが予想される。

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