モバイルのMOBAタイトルの『アリーナ・オブ・バロール』(以下、AoV)大会が30回目の『SEAゲームズ2019』でデビュー。ファンはこの日、激しいeスポーツの闘いを目撃した。

 8つのチームがシングルの総当たり形式でベスト2を決める予選ラウンドに参加。各国のチーム代表は次のとおりだ。

  • EVOS Esports(インドネシア)
  • Hobby Computer  (ラオス)
  • Ikan Mashin (マレーシア)
  • Team Myanmar (ミャンマー)
  • Liyab Esports(フィリピン)
  • Resurgence(シンガポール)
  • Workpoint Fighting Fish(タイ)
  • Mocha ZD Esports(ベトナム)

 メインステージでは3試合が上映。残りのマッチはストリームで放映された。

インドネシア2 – 0シンガポール

 この日の最初の試合は、『ESL クラッシュ・オブ・ネーションズ 2019』チャンピオンのインドネシア代表・EVOS Esportsとシンガポールを代表で、『バロールカップ:シーズン3』マレーシアチャンピオンのResurgenceがグループBで対決した。

 シンガポールは好調なスタートを切り、試合が始まってすぐにマップをコントロールする。だがインドネシアは驚くべき本拠地のディフェンスと、Enraged Abyssal Dragonのバフを味方にすることで、試合後半に展開を戻したのである。

 インドネシアは最初のゲームを取った勢いのまま、2ゲーム目も取り、きれいに一掃する。レーンに留っての闘いからチームファイトによって、最初から最後まで攻撃的な展開となった。


タイ2 – 0ミャンマー

 タイのチームであるWorkpoint Fighting Fishは、この日の2つめのメインステージの試合にて、Team Myanmarに対しリード。試合は10分弱、合計17-3のチームキルで終わった。ミャンマーにとってはコールド負けと言っていいものになってしまった。



 2つめのゲームは、タイのヒーローすべてが再びミャンマーを圧倒。9分もかからずに勝利する。


ラオス2 – 0シンガポール

 ラオスのHobby Computerは『SEAゲームズ2019』、『AoV』の初日の閉幕戦にて、シンガポールのResurgenceに立ち向かう。ラオスはシリーズの最初のポイントを奪い、6つのタワーを倒し、最後にネクサスを倒す。

 

試合が決まる闘いでは、ラオスによる完璧な支配となり、シリーズの終わりまでに合計17のチームキルに加え、9つのタワーがすべて倒された。


グループステージ結果

グループA

 ベトナムはグループAで5勝1敗となり、7ポイントを獲得。タイは4勝2敗と4ポイントで2位になる。ミャンマー(0勝6敗)と開催国フィリピン(2勝4敗)は両方とも脱落する。

グループB

 グループBのトップにはインドネシア、マレーシア、ラオスの3チームが並び、すべてが4勝2敗の5ポイントで終了。タイブレーカーが順位を決めるために行われた結果、インドネシアとマレーシアがトップの座を奪う。シンガポール(0勝6敗)とラオスは両方とも脱落した。

 『AoV』トーナメントの準決勝では、ベトナム対マレーシア、タイ対インドネシアが行われる。

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