中国の『リーグ・オブ・レジェンド・プロリーグ』は第3週の試合がオンラインで開催され、2019年の世界チャンピオンであるファンプラス・フェニックスは、チーム・WE、スニング、ロイヤル・ネバー・ギブアップを下し、開幕からの連勝を「5」に伸ばした。
一方、開幕から3連勝と好調だったロイヤル・ネバー・ギブアップは、ファンプラス・フェニックスとヴィシ・ゲーミングに連敗を喫している。
ロイヤル・ネバー・ギブアップはジャン・“Uzi”・ジハオが復帰予定だが、それによって復調を遂げることができるのだろうか?
第3週 試合結果
- eスター 2-0 ビクトリー・ファイブ
- ビリビリ・ゲーミング 1-2 オー・マイ・ゴッド
- JD・ゲーミング 2-1 ヴィシ・ゲーミング
- ローグ・ウォリアーズ 2-1 エドワード・ゲーミング
- FunPlux Phoenix 2-0 チーム・WE
- LNG・Eスポーツ 2-1 ビクトリー・ファイブ
- トップ・Eスポーツ 2-1 ヴィシ・ゲーミング
- ビリビリ・ゲーミング 0-2 JD・ゲーミング
- チーム・WE 2-0 ドミナス・Eスポーツ
- インビクタス・ゲーミング 2-1 LGD・ゲーミング
- ファンプラス・フェニックス 2-0 スニング
- ローグ・ウォリアーズ 0-2 LNG・Eスポーツ
- JD・ゲーミング 1-2 エドワード・ゲーミング
- ヴィシ・ゲーミング 2-0 ロイヤル・ネバー・ギブ・アップ
- オー・マイ・ゴッド 2-0 ドミナス・Eスポーツ
- ビリビリ・ゲーミング 1-2 eスター
- トップ・Eスポーツ 0-2 インビクタス・ゲーミング
- ローグ・ウォリアーズ 2-0 ビクトリー・ファイブ
- スニング 2-1 LGD・ゲーミング
- FunPlux Phoenix 2-0 ロイヤル・ネバー・ギブ・アップ
今週のベストマッチ:ヴィシ・ゲーミングvsロイヤル・ネバー・ギブアップ
前週まで、ヴィシ・ゲーミングはたった1勝しか挙げていなかった。一方のロイヤル・ネバー・ギブアップは3連勝と波に乗っていた。
つまり試合が始まる前、下馬評はヴィシ・ゲーミングに対して辛いものだった。
開始早々からヴィシ・ゲーミングには暗雲が垂れこみ、開始早々の3分にロイヤル・ネバー・ギブアップのリ・“Aix”・ヤンがトップでガンクを許してしまう。
しかしシエ・“Langx・シェンインのAatroxがなんとか死を免れると、反対にAixをキルしてファースト・ブラッドを手にする。
しかしそれでもヴィシ・ゲーミングの状況は好転しなかった。立て続けに4キルを喫すると、ゴールドで5000のビハインドを負ってしまう。
ゲームのターニングポイントは20分のプレーだった。ロイヤル・ネバー・ギブアップは敵陣に攻め込んでティア2タワーを陥落させたものの、シ・“Ming”・センミンがレオナのゼニス・ブレイドとともに相手陣内に深く入り込み過ぎてしまう。
ヴィシ・ゲーミングはこのロイヤル・ネバー・ギブアップの判断ミスに乗じて、ル・“Betty”・ユフンのカリスタをキルしてみせた。
さらにミッドレイナーのデン・“Forge”・ジエがロイヤル・ネバー・ギブアップのフォーメーションの真っただ中にテレポートし、Leonaを仕留めた。
勢いにのるヴィシ・ゲーミングは、28分に二つ目のバロンを陥落させた。
しかしヴィシ・ゲーミングが攻勢をかけたにもかかわらず、ロイヤル・ネバー・ギブアップは自陣を持ちこたえ続けた。勝負を決したのは、10分後のチームファイトだった。
iBoyがオートアタック2回とダブルショットで、Eliseを仕留めることができた。そこからヴィシ・ゲーミングは、ロイヤル・ネバー・ギブアップの残りのチャンピオンを一掃し、シリーズで先手を打った。
ゲーム2は両者の役割が逆転した。ヴィシ・ゲーミングはトップでの攻撃に専念し、Langxのアートロックスを3回にわたってキルし、ゴールドのリードを積み上げた。
ロイヤル・ネバー・ギブアップはリフト・ヘラルドで反撃に転じ、ヴィシ・ゲーミングのメンバー4人をキルして追いすがった。
しかしこのあとすぐさまヴィシ・ゲーミングに試合の流れを傾き、ミス・フォーチュンのバレット・タイムとキヤナのシュプリーム・ディスプレイ・オブ・タレントから、ノーチラスのデフト・チャージへとつなげるウォンボ・コンボを披露する。
数的優位となったヴィシ・ゲーミングは、ミッドレーンを突破してドラゴンを確保した。
クラウド・ドレイクでの最後のチームファイトで、ヴィシ・ゲーミングは再び突出していたMingのレオナをキルした。前線のメンバーを一掃されたロイヤル・ネバー・ギブアップに反撃の余地は残されていなかった。
エースを獲得したヴィシ・ゲーミングは、このあとロイヤル・ネバー・ギブアップのベースに攻め込んで勝利を手にした。
プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク:キム・“Doinb”・テサン
ONE Eスポーツが選ぶMVPには2週連続でファンプラス・フェニックスのミッドレイナー、Doinbが輝いた。Doinbはファンプラス・フェニックスがプレーした全3試合でMVPを獲得した。
カサディンを使ったDoinbは、チーム・WEのチャンピオンを相手に2万2609のダメージを与え、それはチームのADキャリーを1万も上回っていた。
スニングとの試合では、Doinbは代名詞となっているクレッドを使用した。1vs2の局面でフ・“SwordArt”・ショウチエにガンクされてしまったものの、アビリティ“ジョウスティング”によってスピードを高め、それはチームメイトのテレポートと併せて相手の脅威となった。
ファンプラス・フェニックスがこの調子でプレーを続ければ、スプリング・スプリットで3位以内に入るのは確実だろう。
順位表
- インビクタス・ゲーミング (6-0)
- eスター (6-1)
- ファンプラス・フェニックス (5-2)
- JD・ゲーミング (5-2)
- オー・マイ・ゴッド (4-2)
- LNG・Eスポーツ (4-2)
- エドワード・ゲーミング (3-3)
- ロイヤル・ネバー・ギブ・アップ (3-3)
- スニング (8-8)
- チーム・WE (3-3)
- トップ・Eスポーツ (3-3)
- ローグ・ウォリアーズ (3-4)
- ヴィシ・ゲーミング (2-5)
- ビリビリ・ゲーミング (2-5)
- LGD・ゲーミング (1-5)
- ドミナス・Eスポーツ (1-5)
- ビクトリー・ファイブ (0-6)
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