中国のLGD・Eスポーツの下部組織であるLGD・インターナショナルが、ドミニク・“Black^”・レイトマイヤーとライ・“Ahjit”・ジェイソンを補強したと発表した。このほか、レイモンド・“Ray”・センの獲得も併せて発表している。

 “Black^”、“Ahjit”、“Ray”の3人は、クリスチャン・“Skadi”・ジョン・アバソロ、ユリ・“Yowe”・デイヴ・ペカーナ、リッキー・リー・“darly”・リッキーと入れ替わるととなった。

 Ahjitがチームのキャリープレイヤーを務め、“Black^”がミッドレイナーを務める。また、“Ray”はポジション4のサポートに回る。

 “Black^”は議論の余地なく、Dota界で最も成功を収めてきたジャーニーマンで、現在のところ、CIS以外のすべての地域でプレーしている。このドイツの名手は最近では韓国のT1でプレーしていたが、3月中旬に契約を解除されていた。

 “Black^”のLGD・インターナショナルへの加入は2回目となる。1回目はチーム創設時の2012年のことだった。当時のチームはヨーロッパと北アメリカの出身者で構成されていた。



 Ahjitは、LGDのDotaの1軍チームに当たるPSG.LGDで今季短い期間だが在籍した経験がある。このマレーシア人選手は、スターキャリーのワン・“Ame”・チュンユとの大型トレードでCDEC・ゲーミングから加入していた。

 ところがその数日後、チームに適応できていないとして、Ahjitは『ESL One・ロサンゼルス・メジャー』のオープン予選ではベンチに降格していた。最終的にAhjitは2月末、ひっそりとPSG.LGDのロスターから外された。PSG.LGDでは1試合もプレーすることがなかった。

 LGD・インターナショナルの新ロスターは、デビュー以来悲惨な成績が続いており、『ESL SEA・チャンピオンシップ・2020・オープン予選』では5-8位、『ハイナン・マスター・スプリング・インビテーショナル』のSEA予選では7-8位に終わっていた。

 “Black^”と“Ahjit”のベテラン2選手の加入は、若手主体のLGD・インターナショナルにとっては心強い戦力となるだろう。果たしてチームはこの先浮上することができるのだろうか。

LGD・インターナショナル ロスター:

  1. ライ・“Ahjit”・ジェイソン
  2. ドミニク・“Black^”・レイトマイヤー
  3. ワン・“Gy”・コク・グアン
  4. パン・“BrayaNt”・ジャンツェ
  5. レイモンド・“Ray”・セン

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