韓国のSK Telecom T1(SKT)がヨーロッパのSplyceを3-1で破り、『リーグ・オブ・レジェンド世界選手権2019』の準決勝へ進出した。

ゲーム1

 5試合制(3戦先勝)で行われるシリーズは、開始早々にSKTのリー・“Faker”・サンヒョクがミッドレーンでダブルキルを達成する。

 さらにSKTのリー・“Effort”・サンホがSplyceのトレ・“Norskeren”・ホエル・エイラーツェンと血みどろの争いを繰り広げると、Lucian(キム・“Khan”・ドンハが使用)の究極アビリティThe Cullingのサポートを受け、Norskerenを瀕死の状態まで追い詰める。

 Norskerenはなんとか撤退しようとするが、FakerがGlacial Pathを使ってとどめを刺した。

 勢いに乗るSKTはボトムレーンを支配し、試合時間28分には相手のネクサスを破壊してみせた。



ゲーム2

 ゲーム2も展開は変わらず、SKTはボトムレーンの小塔を破壊すると、Splyceのメンバーを一人一人キルしていった。

 Splyceのベースががら空きになるなか、SKTは第1戦より2分早くこの試合を終わらせた。勝利を得るには4匹のドラゴン・バフ、18のキル、1万ゴールドのリードで十分だった。


ゲーム3

 ブレーク中、SKTはEffortをチョ・“Mata”・セヒョンと交代する決断を下した。MataはThreshを選択。Samsung Whiteの一員として2014年の世界選手権を制したときと同じ選択だった。

 ところがSKTはスイープでシリーズを締めくくることはできなかった。生き残りをかけるSplyceはすべてのレーンで積極的な攻撃をしかけ、バロン・バフ二つ、ドラゴン・バフ三つ、そしてSKTのメンバーを4人倒したことで、ゲーム3をものにした。


ゲーム4

 SKTはすかさずEffortを試合に復帰させた。元の先発メンバーに戻したうえ、Fakerが本来得意のチャンピオン、Ryzeを選択し、万全の体制でゲーム4に臨む。

 試合は一方的なものとはならず、SKTが二つのキルを達成した直後、Splyceも4つのキルを達成するなど一歩も譲らない。

 勝負を行方を決定付けたのは、Splyceが4人でSKTのKhanを追いかけまわした場面だった。この愚かな選択につけこんだSKTの残りのメンバーは、がら空きになった相手のネクサスに攻め入り、楽々と勝利を手にした。

 この結果、SKTは3-1でSplyceに勝利。11月3日の準決勝でG2 Esportsと対戦することになった。

 

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