『WeSave!チャリティ・プレー』は中国地区の決勝が行われ、PSG.LGDがヴィシ・ゲーミングに勝利した。

 PSG.LGDは現在中国で最強のチームを相手にした5試合制のファイナルで、3つの説得力溢れる勝利を挙げた。

 ヴィシ・ゲーミングを相手に2連勝したあと、PSG.LGDはミドルレーンのル・“Somnus丶M” ・ヤオがアース・スピリットを選択するという、これまでのセオリーにない布陣を採用した。アース・スピリットは7.25パッチで大きく能力が向上し、プレーメイキングができるコア・ヒーローへと変貌を遂げていた。

 PSG.LGDはまた、ハードサポートのヤプ・“xNova”・ウェイにルナを選択するという戦術も試した。xNovaはアビリティ「ルセント・ビーム」のレベルアップに専念した結果、ヴィシ・ゲーミングのヒーローたちに大ダメージを与えた。



 PSG.LGDのアース・スピリットとライフスティーラーのコンビは最終ゲームの主役となり、ヴィシ・ゲーミングのアグレッシブなスタイルに効果的なカウンターを繰り出した。Somnusのアース・スピリットが完璧なタイミングで「ローリング・ボルダー」を命中させると、それを「ジオマグネティック・グリップ」でフォローし、ヴィシ・ゲーミングのヒーローたちを沈黙させた。

 このあとChaliceが最後のチームファイトでSomnusと連携して「インフェスト・ボム」でヴィシ・ゲーミングのレイザーとバトライダーのコアヒーローをキルし、シリーズを締めくくった。

 PSG.LGDは『ザ・インターナショナル2018』では2位、『ザ・インターナショナル2019』では3位と近年のDota2シーンでもっとも輝かしい成績を挙げてきたチームでだが、今季の『Dotaプロサーキット(DPC)』のメジャー初戦『MDL成都メジャー』を欠場すると、その後の『ドリームリーグ・シーズン13:ライプチヒ・メジャー』、さらには『ESL One・ロサンゼルス・メジャー』の両大会ではオープン予選で敗退。今季は最悪のシーズンを送っていたが、ここにきてようやく本来の調子を取り戻したようだ。

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