中国の『リーグ・オブ・レジェンド・プロリーグ』は第4週の試合がオンラインで開催され、旋風を巻き起こしているeスターが首位に立った。
今季初めてLPLへの参戦を果たし、一人を除いたすべての選手がリーグ・オブ・レジェンド・ディベロップメント・リーグ出身のeスターは、下馬評が低かったにも関わらず、まずは第1週にファンプラス・フェニックスを下すと、今週はさらに2018年王者のインビクタス・ゲーミングも屠ってみせた。
第4週 試合結果
- トップ・Eスポーツ 2-0 ドミナス・Eスポーツ
- ヴィシ・ゲーミング 1-2 エドワード・ゲーミング
- インビクタス・ゲーミング 0-2 eスター
- ローグ・ウォリアーズ 1-2 チーム・WE
- スニング 2-1 LNG・Eスポーツ
- オー・マイ・ゴッド 2-0 ビクトリー・ファイブ
- トップ・Eスポーツ 2-0 JD・ゲーミング
- ファンプラス・フェニックス 2-1 ビリビリ・ゲーミング
- ローグ・ウォリアーズ 0-2 ドミナス・Eスポーツ
- スニング 1-2 チーム・WE
- ヴィシ・ゲーミング 2-0 LGD・ゲーミング
- ファンプラス・フェニックス 2-1 オー・マイ・ゴッド
- LNG・Eスポーツ 1-2 eスター
- JD・ゲーミング 0-2 ロイヤル・ネバー・ギブ・アップ
- LGD・ゲーミング 2-0 ビクトリー・ファイブ
- ビリビリ・ゲーミング 2-1 チーム・WE
- スニング 0-2 インビクタス・ゲーミング
- eスター 2-0 ドミナス・Eスポーツ
- トップ・Eスポーツ 2-0 オー・マイ・ゴッド
- ロイヤル・ネバー・ギブ・アップ 2-1 エドワード・ゲーミング
今週のベストマッチ:インビクタス・ゲーミングvseスター
eスターはインビクタス・ゲーミングに今季初の黒星をつけただけでなく、2連勝を達成してみせた。
彼らはチームとして、アグレッシブかつ計算し尽くされたスタイルをもつ。eスターはまた、チームファイトにおいても高い連携力をみせつけ、それは密なコミュニケーションと高い殺傷能力に支えられている。そのプレーは2018年のLCKにおけるグリフィンを彷彿とさせる。
レッドサイドでマオカイを選ぶというサプライズに出たeスターは、そのマオカイをソロレーンでランブルにぶつけるという作戦に出た。チームファイトにおいても、マオカイのクラウド・コントロールは非常に有効であることが明らかになった。
レベル1でIGは大惨事に見舞われた。レッドとブルーのバフを狙って攻め急いだ結果、ヤン・“Wei”・ヤンウェイのジャルバンにボットレーンを突かれてしまう。
IGのADキャリーとサポートを確実にキルするために、リュー・“ShiauC”・チアハオがスレッシュ・フックを繰り出すと、それをス・“Southwind”・チーリンがフラッシュでフォローした。
IGは序盤で2デスを喫したものの、まだ反撃の余地はあった。しかしターニングポイントとなったのは、ボットレーンの2つのタワーの間でチームファイトをしかけたときだった。
IGはソン・“Rookie”・ユージンのルシアンがユアン・“Cryin”・チェンウェイをキルしたものの、残りのファイトはプラン通りには進まなかった。ShiauCが再びフックを繰り出して撤退するRookieをとらえると、キルのお返しをすることに成功する。
さらにeスターはヤン・“Xiaobai”・ションヘのマオカイがeスターのボットレーンのタワーにテレポートすると、IGをサンドイッチしてみせた。Natureのグラスプが残りの3人のメンバーを叩き、このチームファイトは5-4でeスターが勝利した。
ノーチラスを除けば、IGは密集コントロールと強力なフロントラインに欠けていた。eスターを相手にチームファイトで太刀打ちできず、相手の18キルに対して2キルしか記録することができなかった。
IGはゲーム2に向けて、チームファイトで対抗するためのチャンピオン編成を取った。ところがeスターもがらりと戦術を変更し、レネクトン、エリス、パンセオン、シンドラ、ブリッツクランクと完全に攻撃重視の選択を行った。
eスターはブリッツクランクを除けば、すべてのチャンピオンがスタン能力を持っていた。さらに序盤に強いチャンピオンを選択していたため、早期決着を目論んでいるのは明白だった。
eスターはレーンでIGを圧倒し、パンセオンのアルティメット「グランド・スターフォール」でサイドレーンでの数的優位を手にする。
eスターは容赦なくIGを攻め立て、32分間のゲームで35キルを記録。IGのキルをわずか4に抑え、彼らが順位表のトップにふさわしいことを証明してみせた。
プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク:シュオ・“Knight”・ディン
トップ・Eスポーツはドミナス・Eスポーツ、JD・ゲーミング、そしてオーマイゴッドに勝利し、順位表で11位から4位にジャンプアップした。
その立役者は3試合連続でMVPを獲得したKnightだった。
19歳ながら、このミッドレイナーは多彩なプレースタイルをみせつけ、JDゲーミングとの2試合ではコントロール・メイジのヴィクトルとフロントラインのパンセオンを見事に使い分けてみせた。
Knightがミッドレーンで孤立していたため、JD・ゲーミングは4人でタワーダイブをしかけるが、Knightはフラッシュを使ってヘイメイカーの射程距離を脱してみせた。
彼はチームメイトたちのために時間を稼ぎ、それが3キルにつながった。トップ・Eスポーツはそのままゴールドを積み上げ、ゲームをものにした。
順位表
- eスター (9-1)
- インビクタス・ゲーミング (7-1)
- ファンプラス・フェニックス (7-2)
- トップ・Eスポーツ (6-3)
- ロイヤル・ネバー・ギブ・アップ (5-3)
- JD・ゲーミング (5-4)
- オー・マイ・ゴッド (5-4)
- チーム・WE (5-4)
- エドワード・ゲーミング (4-4)
- LNG・Eスポーツ (4-4)
- スニング (4-5)
- ヴィシ・ゲーミング (3-6)
- ビリビリ・ゲーミング (3-6)
- ローグ・ウォリアーズ (3-6)
- LGD・ゲーミング (2-6)
- ドミナス・Eスポーツ (2-7)
- ビクトリー・ファイブ (0-8)
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