『リーグ・オブ・レジェンド・ヨーロッパ・チャンピオンシップ(LEC)』のスプリング・スプリットのレギュラーシーズンが終了し、上位6チームによるプレーオフがいよいよ開幕を迎える。


大会方式

 すべての試合は5試合制(3戦先勝)で行われ、ダブルイリミネーション方式の勝ち抜き戦で優勝チームを決定する。

 レギュラーシーズンの上位4チーム、G2・Eスポーツ、フナティック、オリジェン、MAD・ライオンズはウィナーズ・ブラケットからスタートし、一方でミスフィッツ・ゲーミングとローグはルーザーズ・ブラケットからスタートする。

 LECスピリング・スプリットのプレーオフ王者は、自動的に『2020ミッドシーズン・インビテーショナル(MSI)』への出場権を手にする。


出場チーム

 こちらがレギュラーシーズン終了時の順位表だ(太字はプレーオフ進出チーム)。

  1. G2・Eスポーツ (15-3)
  2. フナティック (13-5)
  3. オリジェン (13-5)
  4. MAD・ライオンズ (11-7)
  5. ミスフィッツ・ゲーミング (10-8)
  6. ローグ (9-9)
  7. エクセル・ゲーミング (7-11)
  8. シャルケ04 (6-12)
  9. SK・ゲーミング (4-14)
  10. チーム・バイタリティ (2-16)

G2・Eスポーツ

 レギュラーシーズンでは15勝3敗と圧倒的な成績を収めた昨年の世界選手権準優勝のG2・Eスポーツは、今季のスプリング・スプリットでは優勝候補の筆頭だ。マルシン・“Jankos”・ヤンコウウスキとルカ・“Perkz”・ペルコヴィはシーズンを通して傑出したパフォーマンスをみせており、プレーオフでもハイレベルなプレーを継続できれば、おそらくG2を破るのは難しいだろう。


Credit: Fnatic

フナティック

 ベテランチームのフナティックは13勝5敗の好成績でレギュラーシーズンを終えた。チームは2019のLEC・リージョナル・プレーオフを制しており、世界選手権も経験している。

 しかしながら、今季はG2・Eスポーツとの二度の対戦ではいずれも敗れており、ほかのチームが彼らをノックアウトしてくれない限り、トラブルに見舞われることになりそうだ。


Credit: LEC

オリジェン

 昨季のサマー・スプリットは8位に終わっていたオリジェンだが、今季は大きく改善。それもこれも、新加入のアンドレイ・“Xerxe”・ドラゴミル、エリアス・“Upset”・リッピ、ミッチェル・“Destiny”・ショーのおかげだ。

 チームはフナティックと並んで13勝5敗の好成績を収めた。



MAD・ライオンズ

 以前はスプライスとして活動していたマドリード(スペイン)を本拠地とするMAD・ライオンズは、シーズンを通して輝かしいプレーをみせ、いくつか目を見張るようなスーパープレーを披露している。

 レギュラーシーズンは11勝7敗で終え、第4シードの座を確保している。


Credit: Riot Games

ミスフィッツ・ゲーミング

 ミスフィッツは好不調の波の激しいシーズンを送った。チームは力強いスタートを切り、第4週にはクラウド9を相手に今季初黒星を付けるアップセットを演じたが、終盤に急激に失速し、最後の5試合で4敗を喫するなど厳しい結果に終わり、第8週には8位のシャルケにも敗れてしまった。

Credit: Rogue

ローグ

 ローグはレギュラーシーズンで9勝9敗と、ぎりぎりでプレーオフ進出を決めた。上位チームには太刀打ちできず、トップ3を相手にした試合では全敗に終わっている。ミスフィッツと同様、終盤は失速し、第9週にはシャルケ04とSK・ゲーミングに敗れていた。


スケジュール

 LEC 2020 スプリング・プレーオフは4月3日開幕し、準決勝が同18日に行われ、決勝が翌19日に開催される。

  • 1回戦:4/3-5
  • 2回戦:4/10-11
  • 3回戦:4/12
  • 準決勝:4/18
  • 決勝:4/19

 1回戦のG2・EスポーツvsMADライオンズは4月3日に開催。また、1回戦のフナティックvsオリジェンは翌4日に開催される。

 また、ミスフィッツvsオリジェンのロワーブラケットのは5日に開催される。


視聴方法

 すべての試合はLECのTwitchチャンネルでライブストリーミングされ、LoL EスポーツのYoutubeチャンネルにはVODがアップロードされる。

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