『ドリームリーグ・シーズン13:ライプチヒ・メジャー』はプレーオフ1日目の試合が行われ、イーヴル・ジーニアスズはアッパーブラケットでニグマ・Eスポーツに勝利。主将のタル・“Fly”・アイジクによれば、シリーズの行方を決したゲーム3は、ニュートラルアイテムによって大きく結果が左右されたと語った。
試合後、大会のホスティング・パネルのインタビューを受けたFlyは、アウトランダーズ・アップデートにより追加されたニュートラルアイテムによって、「ゲームのあり方は大きく変えられてしまった」と語っている。
Flyは「リペアキットが使われたのはグループステージのナートゥス・ヴィンケレ戦に続き2度目だ。なかなかイライラさせられたよ。新しくDotaに導入されたアイテムなのはわかるけど、これによってゲームのあり方は大きく変えられてしまった」とコメント。
対戦相手のニグマはゲーム3で、ティンカー、レギオン・コマンダー、エルダー・タイタン、トレアント・プロテクターを使い、強固なベースディフェンスを敷いていた。
イーヴル・ジーニアスズは試合を通して圧倒していたが、ニグマがビルディングの装甲と回復力を高めるアイテム「リペアキット」を使ったため、そのベースは難攻不落と化していた。
EGのキャプテンはまた、このほかにも「フィロソファー・ストーン」がゲームチェンジャーであると語った。このアイテムは、1分毎にダメージが35減ることを引き換えに、持ち主のマナを200高め、ゴールドを60ずつ積み上げるアイテムだ。
「この試合でフィロソファー・ストーンは使われなかったけど、50分以上経過した場合、ディスラプターはアガニムス・スケプターをゲットしただろうね」
リペアキットはニグマの戦術に大いに貢献したが、一方のEGもアイテムの恩恵を受けた。ビルディングに対するダメージを増幅させる効果がある「レベラー」を使うことによって、その効果を相殺することができたのだ。
「レベラーを使ってリペアキットに対抗できたけど、そんなことはこれまでの人生で考えたこともなかった」
なお、EGのキャプテンはニュートラルアイテムが試合の行方を大きく左右したとしつつも、結局はプレイヤーが重要であるとした。
「試合は忍耐の連続だった。常に主導権を握っていたけど、一つのミスで試合の流れはひっくり返りかねなかった」
そのような状況のなか、Flyは「集中して規律正しくプレーすることが重要だった」と語っている。
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