先ごろ閉幕した『鉄拳ワールドツアー(TWT)ファイナルズ』。大会には世界最高の16人のプレイヤーたちが集結し、『鉄拳』では最高の賞金額をめぐって争った。

 グランドファイナルでは“チクリン”がリム・“Ulsan”・スフンを下して大会を初制覇。このほかにも、今回のワンデイ・トーナメントでは“神プレー”の数々が披露された。


チクリン vs ダブル (ウィナーズ準決勝)

 “ダブル”は間違いなく世界で最高のマーシャル・ローの使い手だ。同胞であり友人でもある“チクリン”を相手に、カウンターからのコンボで反撃の糸口をつかむと、最後は10連コンボでラウンドを締めくくった。

 一方のチクリンは、ラストゲームで常軌を逸したコンボを叩き込んで雪辱を果たし、シリーズを締めくくった。このギースの使い手は、メーターバーン・コンボでダブルを追い詰めると、最後はジャブをかいくぐってシンプルなコンボを叩き込んだ。


JDCR vs Anakin (ルーザーズ・トップ8)

 この試合、キム・“JDCR”・ヒュンジンはホア・“Anakin”・リュウに一方的に押し込まれていたが、このドラグノフのスペシャリストはシンプルな下段攻撃から反撃の糸口をつかんだ。

 JDCRは一気に試合の流れを引き寄せると、レイジドライブを叩き込み、最後はとどめのストンピングでラウンドを制してみせた。


Ulsan vs LowHigh (ルーザーズ・トップ8)

 

 ユン・“LowHigh”・スンウンは、Ulsan相手のこの見事なプレーで、名誉を挽回してみせた。Ulsanのレイジアーツによってライフ残りわずかという状況に追い込まれるが、起き上がったあと2つのスライディングを命中させ、大逆転でラウンドをものにした。

 しかしその後のラウンドではUlsanが巻き返し、最後は瀕死の状態から見事なスイープを連発し、シリーズを制した。


Anakin vs Nobi (ルーザーズ準々決勝)

 

 この強度の高い一戦で、Nobiはドラグノフを使って独創的かつ無慈悲なプレーを披露し、Anakinのジャック7を圧倒する。NobiはまずマウントからAnakinにパウンドを叩き込むと、最後はスローモーションの展開からキックを命中させ、ラウンドをものにした。

 それでも次のゲームで、Anakinはレイジアーツからのパンチの応酬で、リベンジを果たす。AnakinはNobiにダウン攻撃をしかけると、バーサク状態になって滅多打ちにし、逆転でラウンドを制した。


Knee vs チクリン (ウィナーズ決勝)

 

 チクリンはTWTランキング1位のジャエミン・“Knee”・バエを相手に、自らのギースの破壊力を見せつけた。Kneeがわずかなミスを犯したのを逃さず、メーターバーン・コンボを叩き込むと、最後は羅生門で仕留めた。

 一方のKneeは次のラウンドでリベンジを果たす。チクリンに王手をかけられたKneeは、シンプルなジャブで流れをつかむと、壁際のコンボで大ダメージを与え、最後は大振りのパンチを命中させてチクリンに一矢を報いた。


Knee vs Ulsan (ルーザーズ決勝)

 

 このTWTファイナルズの最後から2つ目の試合で、Ulsanは自分が鉄拳の若手ナンバー1プレイヤーであることを証明してみせる。

 Ulsanが操作する三島一美は、Kneeのポールによって追い詰められるが、レイジドライブから反撃の糸口をつかむと、起き上がろうとするKneeにプレッシャーをかけ続け、最後はシンプルな空手チョップで仕留めた。

READ MORE: 【鉄拳7/TWTファイナルズ】チクリンが初制覇!賞金5万ドルを獲得!!