新型コロナウイルスの感染拡大によって各企業がテレワークを強いられ、多くの企業がZoomやGoogle Hangoutを利用するなか、テレワークに『あつまれ どうぶつの森』を活用する日本企業が出てきた。Livedoorが報じている。

 今回実験的に『あつまれ どうぶつの森』をテレワークに利用したのは、ゲームメディア『インサイド』の編集部。まずは3人の社員が島のスペースでミーティングを実施することから始め、チャット機能を使って意思疎通を図った。

Credit: Livedoor

 その後、小休止を取って釣りを社員たちは楽しんだ。釣ったバスは食べられたのかな?

Credit: Livedoor

 ミーティングは、社員がそれぞれ自分の島に戻ることで幕を閉じた。最後はお互いに礼儀正しく「さようなら」の挨拶を行った。欠けていたのは日本の伝統的な「お辞儀」だけで、これさえあれば完璧なミーティングになったはずだ。

Credit: Livedoor


 残念ながら、この企業がミーティングを『あつまれ どうぶつの森』を利用するのはこれが最後となりそうだ。

 ある社員によると、『あつまれ どうぶつの森』をテレワークのために利用すると、以下のようなメリットとデメリットがあるという。

メリット

  • 他のチャットツールにはない楽しさがある

デメリット

  • 添付資料などの外部ファイルが送信できない
  • 機密事項はしゃべれない
  • 誰が誰だかわからない時がある
  • 会議室を作り込むと、本当に必要なタイミングで会議ができない

 『あつまれ どうぶつの森』は新型コロナウイルスによるパンデミックの渦中で、パッケージ版とデジタル版を合わせて100万本を売り上げているが、残念ながらプレーするのが楽しぎるのと、ほのぼのとした雰囲気のため、テレワークには向かないようだ。

READ MORE: 【あつまれ どうぶつの森】ネット上でみつけた面白い瞬間:傑作選