世界で最も有名な裏技“コナミコマンド”の生みの親である橋本和久氏が亡くなっていたことが分かった。享年61。

 コナミ社は公式Twitterで、元プログラマーの橋本氏が61歳で亡くなったと発表。「私たちは橋本和久氏の訃報を悲しんでいます。彼は才能溢れるプロデューサーで、“コナミコマンド”の生みの親として知られています」とTweetしている。

 このコナミコマンドが初めて搭載されたのは1985年販売の人気シューティングゲーム『グラディウス」で、上上下下左右左右BAと順番に入力してからスタートボタンを押すと、プレイヤーはパワーアップした状態でゲームをプレーすることができた。



 それ以来、コナミコマンドは同氏が開発したゲーム以外にも度々搭載されるようになった。当時コナミのゲームを購入した少年たちは、タイトル画面で取り合えずコナミコマンドを入力してみる、というのが恒例行事となっていたほどだ。

 なお、橋本氏が2003年に答えたインタビューによれば、グラディウスにコナミコマンドを入れたのは、ゲームの難易度が高く、開発チームがテストプレーに苦戦していたことが理由だったという。

 “コナミコマンド”はコナミのゲームをプレーした少年なら誰でも知っているコマンドであり、橋本氏はゲーム業界に不滅の遺産を残したといえるだろう。

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