4月11日に発売を控えている『ファイナルファンタジーVIIリメイク』。本日はONE EスポーツのAloysius Lowによるデモ版のレポートをお届けしよう。


 どうやら『ファイナルファンタジーVIIリメイク』は最高のリブート作品になりそうだ。僕はすでにデモ版を4時間以上プレーしている。なお、今回プレーしたデモ版は、以前同僚のNigel Zalameaがプレーしたものに、さらなる要素を追加したものだ。

 すでにNigelがレポートした内容になにかを付け加えるつもりはないので、スコーピオン・センチネルとの中ボス戦については、Nigelのレポートを参照して欲しい。

Credit: Square Enix

 Nigelと同じように、僕はデモ版のチャプター1からプレーしたが、Nigelが触れなかったオープニングからレポートしておこう。オープニングのムービーは見事な出来栄えで、オリジナルの豪華な再現となっており、最後は魔晄リアクターに電車が乗り入れるシーンで終わる。

Credit: Square Enix

 デモ版ではオリジナルの『FF7』とは違ってキャラクター名の変更はできなかったので、クラウドの名前をより彼にふさわしいと思われる「EmoSoldierBoy」にすることはできなかった。また、最初の数回のファイトで新しい戦闘システムを経験することができた。ちなみに、「クラシックモード」に切り替えると、古き良きアクティブタイムバトルにスイッチすることができる。

 まずはスコーピオン・センチネルとのボス戦となり、非常にタフな戦いを強いられた。今後のボス戦も同じくらい大変なのだろうか? 原作のファンならご承知の通り、スコーピオン・センチネルを倒したあとは、魔晄炉が爆発するまでのカウンタダウンが始まり、時間内に脱出しなければならない。

Credit: Square Enix

 チャプター2は引き続きゲームの導入部分で、ミッドガル内を散策できるようにはなるものの、展開はまだまだ一直線だ。街はニューヨークのディストピア版のような景観で、建物にはエアコンの室外機などが付いている。

 最初は結構簡単に思えたのだが、ゲームは進むにつれて難易度が増していき、敵のソルジャーも攻撃重視のものや暴徒鎮圧用シールドを装備したものなど、様々なタイプが出てくるようになる。

 ミッドガル内をさらに奥深く探検していくと、敵は様々なコンビネーションを繰り出してくるようになり、より戦いは厳しいものとなっていった。と、ここで個人的な事情により時間切れとなってしまったので、チャプター2のプレーを中断。次は一気に飛んでチャプター7から再開した。そこでは新しい仲間“ティファ”とともに、中ボスのエアバスターに挑んだ。



Credit: Square Enix

 新しい戦闘システムでは、カメラアングルが非常に重要なポイントとなっている。戦闘が激化したときは特に重要だ。なぜならこちらの動きを麻痺させてくるエアバスターの「ライトニング・ショック・バルブ」をかわす必要があるからだ。新アクティブタイムバトル(ATB)では、コマンドを選択する瞬間に動きがポーズ状態となり、そこでカメラアングルを調節できるので、この仕様に大いに助けられた。

 エアバスター戦は数段階に分かれており、各段階によって求められるスキルが変わってくるが、いずれもプレイヤーの反応スピードを問うものだ。

 この戦いでは、召喚獣を試すことができた。オリジナルと違って、「SUMMONゲージ」というものがあり、これが溜まると召喚獣を呼び出すことができる。なお、召喚獣はこれまでのように必殺技を繰り出して相手に大ダメージを与えるのではなく、リメイク版では傍らに現れてオートで戦ってくれる。召喚獣にもATBゲージがあり、フルになると特殊なアビリティを使うことができる。そしてSUMMONゲージが尽きると、必殺技を繰り出して去っていく。

Credit: Square Enix

 リメイク版では武器やアビリティをアップグレードすることが攻略のカギとなり、そのやり方は本編がリリースされたあとに明らかになるという。エアバスターを倒すと、次に現れる中ボスはアプスだ。この下水道でのバトルでは、エアリスのスキルを試すことができる。魔法使いのエアリスは、回復系の魔法で味方のサポートをしてくれる。

 召喚獣はイフリートを試してみた。召喚獣がボス戦のカギだと思っていたが、アブスはなかなかトリッキーで、こちらの攻撃をひらひらとかわしてみせた。でも、単に新しいバトルシステムに慣れたからかもしれないが、アプスとの戦いはエアバスター戦より簡単で、終始相手を圧倒することができた。これで体験版も終了となったが、とにかくもっとプレーがしたくなった。

Credit: Square Enix

 『ファイナルファンタジーVIIリメイク』は4月11日に発売だ。デモをプレーする限り、リメイク版は旧作ファン、新規ファンの双方にとって最高のゲームとなるのは間違いない。なお、スクエアエニックスはチャプター1の体験版をリリースしている。是非ともプレーしてみて欲しい。

SEE ALSO: 【FF7リメイク】発売が4月10日に延期!「最後のブラッシュアップのため」