スクウェア・エニックスはオリジナル版の発売からちょうど23年目に当たる1月31日、『ファイナル・ファンタジーVII リメイク』の最新トレーラーを公開した。

 この最新トレーラーは、スクウェア・エニックス社の技術の粋を凝縮した見事な映像に仕上がっており、瞬きしただけでも見逃してしまう様なディテールが満載だ。オリジナル世代のファンはもちろんのこと、まだFF7をプレーしたことがない新世代のファンも、この世界観に魅了されるのは間違いないだろう。

 目を奪われるようなシーンの連続であるこのトレーラーは、オールドファンを唸らせるノスタルジックな演出も凝らしてある。目を引くのはクラウドの女装シーンや新キャラクターのローチェ、レッドXIIIの登場シーンなどだが、それ以外にも見逃して欲しくない場面がいくつもある。

 さらに深堀りしてみよう。


レジェンド音楽家たちによる新BGM

 今回のトレーラーでは新しいエンディングテーマ、『Hollow』が公開されている。

 『Hollow』の作曲は長くゲーム音楽に携わってきた植松伸夫が担当し、作詞はストーリー&シナリオで携わる野島一成が担当した。

 植松&野島のコンビは、いくつものファイナルファンタジー・シリーズの音楽を手掛けてきたほか、スピンオフ作品の『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』、『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』、さらには『キングダム ハーツ』シリーズにも携わっている。野島氏はまた、『ファイナルファンタジーVIII』の劇中歌『Liberi Fatali』、『ファイナルファンタジーX』の『素敵だね』、『祈りの歌』の作詞も担当している。

 なお、ボーカルは日本のロックバンドSurvive Said The ProphetのYoshが担当している。


ジェノヴァの出現

Credit: Square Enix

 セフィロスが昇天し、母のジェノバの存在が明らかになるシーンは鳥肌ものだ。

 新しいトレーラーでは、ジェノバは2箇所で登場する。外骨格のみの場面と、ボスとして戦闘に登場する場面だ。登場があまりにも早すぎる気がするので、恐らく物語自体に変更が加えられたと思われる。


神羅カンパニーの幹部が勢ぞろい!

Credit: Square Enix

 トレーラーでは神羅カンパニーの幹部であるリーブ・トゥエスティとハイデッカーがプレジデント神羅の前で口論するシーンがあるほか、スカーレット、宝条、パルマーも登場する。

 つまり、副社長のルーファウス神羅(おそらくバイクでの逃亡シーンの直前に登場予定)を除いた幹部全員が登場するのだ。宝条の登場場面が早いので、こちらもオリジナルの物語に変更が加えられている可能性がある。



セフィロスが生身の姿で登場

Credit: Square Enix

 パーティーのメンバーのリアクションを見るに、恐らくトレーラー内のセフィロス登場場面はクラウドの妄想というわけではないだろう。これは銀髪のファーストクラスソルジャーが生身で登場する場面のはずだ。


七番街崩壊の場面でヘリガンナー登場

Credit: Square Enix

 ヘリガンナーはオリジナルでは神羅カンパニーから脱出する場面で中ボスとして登場したが、このリメイク1作目ではラスボスとして登場することになりそうだ。トレイラーでは一瞬だけハンドレッドガナーも登場する。


リヴァイアサンとチョコボ&モーグリの姿を確認!

Credit: Square Enix

 このティザーは凄まじいシーンが矢継ぎ早に流れていくが、新しい召喚獣の姿ははっきりと確認することができた。以前のトレーラーではシヴァとイフリートが登場したが、今回はリヴァイアサンとチョコボ&モーグリの姿を確認できる。オリジナルではミッドガル脱出後にしか手に入らなかったが、リメイク版では果たして…


バレットが「ウータイ」と発言

 恐らくキャラクターの台詞は新ストーリーに合わせてマイナーチェンジが加えられているのだろう。バトル場面で、バレットが「アバランチはウータイの操り人形じゃない」と発言するシーンがある。ウータイとはもちろん、ユフィの故郷である忍者の村のことだ。


 『ファイナル・ファンタジーVII リメイク』は2020年4月10日の発売を予定している。ゲームは2021年までは、Play Station 4専用ソフトとして販売される。

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