2019-20の『Dotaプロサーキット』のメジャー第1戦、『MDL成都メジャー』の3日目の試合が行われ、北アメリカのJ.StormがTeam Liquidを2-1と逆転で下し、アッパーブラケット準決勝進出を決めた。

ゲーム1

 序盤は攻撃的なメンバー編成を行ったLiquidが積極的にしかけたため、J.Stormはレオン・“Nine” ・キリリンのViperが終始Boots of Travelを使うことを強いられるなど、後手に回り続けた。最善を尽くしたにも関わらず、Liquidのヒーローたちの攻撃に耐えきれず、J.Stormは43分で投了した。


ゲーム2

 続くゲーム2、レーニングフェイズでリードを奪ったのはJ.Stormで、デイヴィッド・“Moo”・ハルのTimbersawがトップレーンでサミュエル・“Boxi”・スヴァンを圧倒。これによってサポートヒーローにコアを守るための余裕を与えることができた。

 これによってJ.Stormがマップ全域を支配していき、Liquidはコアが次々とキルされていくと同時に、タワーも一つ一つ倒されていってしまう。ゲーム2はゲーム1の鏡合わせのような展開となり、今度はJ.StormがAllianceを圧倒してゲームをものにした。



ゲーム3

 迎えたゲーム3のレーニングフェーズ、Liquidはトップレーンでマキシミリアン・“qojqva”・ブロッカーをMooに、さらにミッドレーンではBoxiをレオン・“Nine” ・キリリンにぶつけてJ.Stormの動きを制限しようとする。この作戦はMooのファームを阻止することはできたが、Nineは抑えきれず、さらにブラクストン・ “Brax” ・ポウルソンによってマイケル・“miCKe”・ヴのファームを阻止されてしまう。流れを握ったJ.Stormはクリントン・“Fear”・ルーミスのWarlockの活躍によってチームファイトを優位に進め、さらにNineがMooのファームをアシストする。この結果、J.Stormが35分で勝利を飾った。

 この勝利によって、J.Stormは『MDL成都メジャー』におけるトップ6の座を確保。賞金60万ドルと900DPCポイントが保証された。アッパーブラケット準決勝では勢いに乗るTNC Predatorと対戦する。

 一方、Liquidはロワーブラケットに回り、EHOMEとTeam Spiritの勝者と対戦する。

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