2019-20の『Dotaプロサーキット』のメジャー第1戦、『MDL成都メジャー』が開幕を迎え、強豪揃いのグループBでは初日にVici Gamingがアッパーブラケットへの出場権を手にした。


グループB開幕戦:AllianceがFnaticに2-1で勝利!

 Allianceがトップレーンで猛攻をしかけ、ラディアント・ベースの主導権を握ると、そのままグループB初戦をものにした。Fnaticはジャルデル・ジッコ・“DJ”・マンプスティのLeshracがスプリットプッシュを使うことで、Allianceが自軍ベースにテレポートで戻ることを期待したが、Allianceはそのままラディアント・エンチャントに突撃し、ゲーム1を制した。

 続くゲーム2、FnaticはMorphling-Earthshakerのコンボにかけることにした。ヌエングナラ・“23savage”・ティーラマハノンは優れたMorphlingの使い手として知られており、Fnaticを勝利に導く活躍でメジャーデビューを飾った。

 ゲーム3は接戦となり、チームファイトもほぼ互角だった。しかし44分、Fnaticは相手のニコライ・“Nikobaby”・ニコロフのGyrocopterがダメージ2倍状態になっているときにミドルレーンのチームファイトをしかけるというミスを犯し、そのままギブアップとなった。


グループB開幕戦:Vici GamingがTeam Spiritを2-1で下す

 VG相手に初戦を落としたTeam Spiritは、ゲーム2ではラインアップに武闘派のヒーローを4人入れる編成に変更し、見事な戦いぶりをみせた。

 ゲーム3の勝負の行方を左右したチームファイトで、ゾウ・“Yang” ・ハイヤンが Burrowstrike-Epicenterのコンボを繰り出し、流れを大きくVGに引き寄せた。VGはそのままリードを広げてTeam Spiritのギブアップを引き出した。



グループBアッパーブラケット:Vici GamingがAllianceに2-1で勝利!

 Allianceはシャン・“Eurus”・チェンジュンのGyrocopterの動きを阻止し、Vici Gamingを混乱させた。この結果、VGはチームファイトで相手に思うようにダメージを与えられなくなり、シリーズはAllianceが1-0とリードを手にした。

 迎えたゲーム2、AllianceはDrow Ranger、Broodmother、Gyrocopterを選択し、主導権を失ってしまう。これに乗じたVGはAllianceのコアなヒーローたちを次々と打ち破ってシリーズを1-1のイーブンに戻した。

 Allianceが攻撃的なメンバーを選んだのに対し、VGはSniperをカウンターピックするクレバーな選択をした結果、この日最後のゲームをものにした。VGはチームファイトでEurusとYangがゼン・ “Ori” ・ジャオヤンをサポートし、効果的な戦いをみせてシリーズを制した。

 グループBトップの席を確保したVGは、プレーオフのアッパーブラケットへの進出が決定。なお、グループBの残り試合は翌日に行われ、AllianceがFnaticとTeam Spiritの勝者とプレーオフ進出をかけて戦う。

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