今季の『Dotaプロサーキット(DPC)』のメジャー第2戦、『ドリームリーグシーズン13:ライプチヒ・メジャー』の予選が終了し、16チーム中15チームの出場が決定した。残りの1チームは『We Play!ブコバル・マイナー』の優勝チームが出場する。

 

中国地域予選

 激闘となった中国予選からはVici Gaming、Invictus Gaming、Team Asterの出場が決まった。

 なお、メジャー第1戦の予選を欠場したため、オープン予選からの出場となった強豪PSG.LGDは、FTD.Apolloとの一発勝負に敗れ、まさかの敗退。メジャー/マイナーの最初の2大会に参加できないという緊急事態に見舞われることとなった。

 

東南アジア地域予選

 東南アジア地域ではFnaticが圧倒的な強さをみせつけ、無敗で本大会への進出を決めた。

 東南アジアではReality Riftが旋風を巻き起こし、予選グループで『MDL成都メジャー』優勝のTNC Predatorを下すと、プレーオフステージではCignal Ultraに勝利し、『ライプチヒ・メジャー』への出場を決めた。

 三つ目の出場権を確保したのは、予選を通じてなかなか調子が上がらなかったメジャー第1戦の王者TNC Predatorで、最後はCignal Ultraの自滅に救われる形で、辛くも予選突破を決めている。

 

ヨーロッパ地域予選

 ヨーロッパ地域予選では、『アウトランダーズ・アップデート』を最大限に活かしたTeam Liquidが、グループステージとプレーオフステージの双方で無敗の進撃をみせた。

 一方、『ザ・インターナショナル2019』以来のDPC参戦となったTeam Secretは、復帰戦を見事な勝利で飾った。ラッセ・“Matumbaman”・ウルパライネンに率いられた新チームはグループステージを無敗で通過すると、プレーオフではNigmaを下し、難なく本大会への出場権を手にした。

 ヨーロッパ予選最後の出場枠を確保したのはAllianceで、プレーオフステージでNigmaを2-0で下し、メジャーへの2大会連続出場を果たしている。

 


CIS地域予選

 CIS地域予選では、メジャー第1戦を欠場したVirtus.proとNatus Vincereの両チームが見事なカムバックをみせた。

 Virtus.proはプレーオフで目覚ましいプレーをみせ、予選突破第一号となった。

 一方のNatus Vincereはプレーオフステージのロワーブラケットを勝ち進み、Team SpritとGambit Esportsを下して『ドリームリーグシーズン13』への出場を決めた。


南アメリカ地域予選

 南アメリカ地域予選ではPain Gamingが傑出したプレーぶりをみせ、グループでトップに立った。EgoBoysと強豪Beastcoastを下し、本大会出場を決めている。

 一方、予想に反してロワーブラケットに回ったBeastcoastは、ここでEgoBoysを2-0で下し、二つ目の番狂わせは阻止。南アメリカ地域の最後の椅子を確保した。


北アメリカ地域予選

 地域予選の締めくくるのは北アメリカだ。グループAは新チームに生まれ変わったChaos Esports Club(元Quincy Crew)が無敗で突破し、グループBはEvil Geniusesが同じく無敗での突破を決めた。

 Chaos Esports ClubはNinjas in PyjamasとFighting PandaSを下し、北アメリカ予選を突破した最初のチームとなった。

 一方のEvil Geniusesは準決勝でFighting PandaSに敗れたものの、その後は見事に立ち直ってロワーブラケットを勝ち進むと、最後はFighting PandaSにリベンジを果たし、『ライプチヒ・メジャー』への出場を決めた。

 『ドリームリーグシーズン13:ライプチヒ・メジャー』は、2020年の1月18日から26日にかけて、ドイツのライプチヒ・メッセで開催される。

 メジャー第1戦と同じく、『ライプチヒ・メジャー』は賞金総額100万ドルと、1万5000DPCポイントをかけて争われる。

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