『ONE Eスポーツ Dota2 ジャカルタ・インビテーショナル』の地域予選がクアラルンプールのサンウェイ・ピラミッドで開催され、タイのMSチョンブリがフィリピンの強豪シグナル・ウルトラと対戦した。シリーズは最終戦にまでもつれ込む死闘となった。

 シグナル・ウルトラはゲーム1を落としたものの、その後2ゲームを連取し、リアリティ・リフトが待つアッパーブラケット決勝へと駒を進めた。


ゲーム1

 シグナル・ウルトラがバランス重視のラインアップを選択した一方、MSチョンブリは攻撃力重視の野心的なラインアップを選択し、シグナル・ウルトラのストーム・スピリットに対してスペクトルとジャイロコプターを選択した。

 ゲームは開始から激闘となり、それぞれがキルを交換する展開となった。しかしシグナル・ウルトラは選択を誤ってしまい、タワーダイブを仕掛けたものの、デンス・“ABAT”・ダリル・アネデスのファントム・ランサーとジェームス・“Jemesy”・セドリック・ジョンのストーム・スピリットがキルされてしまう。

 予想に反してレーニングフェイズをリードして折り返したMSチョンブリは、Jemesyのストーム・スプリットがキルを積み重ね、そこから一気にスノーボールを開始する。

 さらにMSチョンブリには秘策があり、ダイア・ジャングルでシグナル・ウルトラを待ち伏せすると、そこで2つのキルを達成する。

 しかしフィリピンの強豪もあきらめずに善戦し、エリス・“Erice”・ゲラのルービックがチョンブリのノパラット・“Seri”・プラグサリタノンのパンゴリエルのアルティメット“ローリング・サンダー”を見事にかわしてみせた。

 シグナル・ウルトラが明らかにドラフトで優位に立ったにも関わらず、チョンブリはチームファイトを着実に制していった。シグナル・ウルトラはフェニックスの回復と、グリムストロークのアルティメットに対抗する術をもたなかった。

 シグナル・ウルトラを間もなく降参を選択した。チョンブリのキル35に対して、シグナル・ウルトラのキルはわずか11にとどまった。



ゲーム2

 勢いを味方につけたチョンブリは、戦術を変更せず、ジャイロコプター、パンゴリエルを再び選択。ただし、今度はスペクトルに代わってトロール・ウォーロードを選択した。

 一方のシグナル・ウルトラは再びファントム・ランサーを選択し、サポートにはルービックとグリムストロークを選択した。さらにチームファイトを見据えてミッド・ヒーローのアウトワールド・デヴォウアーを選択した。

 序盤戦はお互いがキルを交換し合うイーブンな展開となった。17分のチームファイトでシグナルは相手のアルティメットを無傷で逃れると、チョンブリのSeriのパンゴリエルをキルしてみせた。

 それでもMSチョンブリはシグナル・ウルトラがボトムレーンでMel Mのジャイロコプターを狙って攻め急ぐと、ここから反撃を開始する。それでも、Nikkoのトロール・ウォーロードがABATのファントム・ランサーを相手に勝利を収めてみせた。

 1万5000ゴールドのリードを得たシグナル・ウルトラは、次のファイトを楽々と制した。Nikkoはトロール・ウォーロードを使ってシグナル・ウルトラを抑えようとするが、ブラックキングバーが無効となると、Jamesyのアウトワールド・デヴォウアーにキルされてしまう。

 シグナル・ウルトラに大量リードを奪われたMSチョンブリは、37分に降参へと追い込まれた。


ゲーム3

 ゲーム2で手の内をさらしてしまったチョンブリは、ゲーム3に向けてジャガーノートとマルスを選択し、さらにサポートにはオラクルとグリムストロークを選んだ。

 一方のシグナル・ウルトラもバトライダー、ニックス・アサシン、レイザー、スナップファイア、ブラッドシーカーへとランアップを変更した。

 ゲーム2同様、序盤は互角の展開で、一進一退の攻防が繰り広げられた。

 しかしシグナル・ウルトラはラディアントのシークレット・ショップの近くにEriceが隠れ、ガンクを狙った。これをきっかけに、より積極的に攻撃を仕掛けたシグナル・ウルトラは、ミドルレーンからローテーションしてきたJemesyのレイザーが3つのキルを達成する。

 MSチョンブリも反撃し、両チームはジャングルの両サイドでキルを交換し合った。

 しかし、シグナル・ウルトラが徐々にリードを広げ、今度はMSチョンブリのタワーに狙いを定めた。大規模なチームファイトを制すると、ここから一気に流れはシグナル・ウルトラに傾いた。

 Abatのブラッドシーカーはスノーボールを続け、MSチョンブリはファイトに敗れ続けた。

 MSチョンブリはロシャン・ピットを狙いにいくが、もはや焼石に水で、ファイトが散発的に続いたあと、ゲームは間もなく終了を迎えた。

 シグナル・ウルトラは35分で試合を制し、アッパーブラケット決勝でリアリティ・リフトと対戦することが決まった。

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