北アメリカのEスポーツ団体TSMが正式に『ヴァロラント』競技シーンに参戦。『カウンターストライク:グローバルオフェンシブ(CS:GO)』の元プロ選手らを集めた新たなロスターを組んだことを発表した。

 北米のプロ選手ヤシン・“Subroza”・タウフィクとマシュー・“Wardell”・ユーは『CS:GO』を引退し、『ヴァロラント』でのキャリアを歩んでいくことを決断している。

 一方、ジェームズ・“hazed”・コッブ、スティーヴン・“reltuC”・カトラー、テイラー・“Drone”・ジョンソンはRiotの新作FPSで戦うため引退を撤回。そしてTSMの『ヴァロラント』ロスターを指導するのはベテランコーチのテイラー・“tailored”・ブルーモールとなる。

 「これほどの有力チームでみんな一緒に仕事ができるのを嬉しく思っている」とTSMの『ヴァロラント』チームはコメントしている。「CS:GOからヴァロラントへの転向を決めるのは難しい決断だったが、TSMほどの有力団体がバックアップしてくれるのであれば、全てのことがはるかにエキサイティングになる。TSMはEスポーツコミュニティーの重要な存在だ。楽しみな新天地へと前進し、一緒に何かを作り上げていく機会が得られるのを待ち遠しく思っている」

 TSMにとって初めての『ヴァロラント』競技チームでキャプテンを務めるのは、2010年以来『CS:GO』のプロ選手としてプレーしていたhazed。カウンター・ロジック・ゲーミングやOpTicゲーミングなど、過去には他にも北アメリカの有名Eスポーツ団体でプレーしていた。SubrozaとWardellも『CS:GO』でのキャリアを通して計り知れない才能を見せつけてきた選手たちであり、新たなロスターの目玉選手となる。

 『ヴァロラント』の世界同時リリースは6月2日に迫っている。今後もさらに多くのEスポーツ団体が公式メンバーを発表していくことになりそうだ。