Riotが『ヴァロラント』のチート対策プログラム「Vanguard」に対するプレイヤーからの不満に耳を傾けた結果、プレイヤー側でプログラムをよりコントロールすることが認められるようになった。

 『ヴァロラント』コミュニティーのメンバーの多くは、カーネルモードのドライバーコンポーネントによりチート対策プログラムが「常に起動する」のは煩わしいと考え、プレイヤーのプライバシー面も不安だという声を上げていた。

 Riotはこれに応え、「Vanguard」をいつでもオフにできる選択肢をプレイヤーに与えることを決めた。「Reddit」上の投稿で詳細が説明されている。

 「Vanguard」のアイコンがシステムトレイに表示され、プレイヤーはそこからプログラムをオフにすることができる。だが「Vanguard」がオフになっている場合はプレイヤーのコンピューターは信頼できない状態とみなされ、システムを再起動するまで『ヴァロラント』をプレーすることはできない。

 プログラムを完全に消去したいプレイヤーは、システムトレイのアイコンからアンインストールすることも可能。だが『ヴァロラント』を起動すると「Vanguard」が自動的に再インストールされる。

 Riotはまた、プレイヤーのコンピューターにおいて、適合性のないソフトウェアや脆弱なソフトウェアの起動を「Vanguard」がブロックすることもあり得ると説明している。

 これらの新たな変更点はすでに『ヴァロラント』に反映されているが、Riotではプレイヤーのプライバシー面の問題を確実に防止するためチート対策プログラムの改良に引き続き取り組んでいる。