Riot Gamesは『イグニッション・シリーズ』の開始を発表した。Riotを公式パートナーとして複数団体が主催する『ヴァロラント』のイベントスケジュールであり、週ごとに個別の大会にスポットライトが当てられることになる。

 グローバル・Eスポーツ・シニアディレクターのウォーレン・ロゼルと、ヴァロラント・Eスポーツ・ストラテジーリードのカスラ・ジャフローディがパブリッシャーの公式声明でシリーズを発表。その目標は「ヴァロラントの安定した競技エコシステム」を構築することだとされている。

 Riotが「イベントの組織的ケイデンス」と表現するそのエコシステムには、新たな才能あるプレイヤーたちの発掘や、『ヴァロラント』のトップレベル競技者の世界的名声を確立することも含まれる。Riotは6月19日にスタートする「イグニッション・シリーズ」を通してこれを実現するため、世界中の20以上のEスポーツ団体とパートナー関係を結んだ。

 各団体はそれぞれのノウハウを活かして、独自の様々な大会方式をデザインしていく。「このゲームのトッププレイヤーたちや著名人、野心あるアマチュア選手らの参加するオープン予選競技やショーマッチ、招待大会などが見られるのを楽しみにしている」と声明の中で述べられている。

 シリーズの口火を切るのはレッドブル協賛による『ヨーロピアン・G2・Eスポーツ・インヴィテーショナル』と、『レイジ・ヴァロラント・ジャパン・インヴィテーショナル』。両大会は欧州、中東、アフリカ、日本でそれぞれ6月21日まで行われる。

 最初は2つの大会のみでスタートされるが、「イグニッション・シリーズは今後北アメリカ、ブラジル、ラテンアメリカ、韓国、日本、東南アジア、オセアニア、ヨーロッパ、ロシア、トルコ、中東でも大会を開催していく」とRiotは付け加えている。それらの大会についてさらなる詳細は今後発表されることになる。

 さらにRio Gamesは複数のチャンネルや、スケジュールの更新される専用スタートページ、団体間のシステマティックな対話などを通して「イグニッション・シリーズ」の大会をサポートし、今後に向けて体験の向上も図っていく。

 「イグニッション・シリーズ」は秋まで開催されていく予定となっている。