シリーズでお送りする「Battle for Tokyo」。今回は『ONE Tokyo Street Fighter Challenge』に出場する台湾代表チームの紹介だ。

 10月6日、世界トップ10の『ストリートファイター』のプロたちが、『ONE Tokyo Street Fighter Challenge』のタイトルを争うべく東京に集結する。それぞれが同胞2名とともに国代表チームを結成して出場するため、この大会には単なる個人のプライド以上のものがかかっている。

 台湾は実力者を揃えたベテラン中心のメンバー構成で、その筆頭は今年の『Thaiger Uppercut』を制したリーヴィ・“Oil King”・リンだ。


リーヴィ・“Oil King”・リン

 Oil Kingは台湾屈指の『ストリートファイターV」のプレイヤーだ。2016年の本格参戦以来、いくつも大会を制してきた。初タイトルは『FV Cup』を制した2017年のことで、『Final Fighters China 2018』では日本のももちを下し、王者に輝いた。

 Oil Kingは今季の『カプコン・プロツアー(以下、CPT)』において、出場したすべての大会でトップ8以上の成績を収めている。『Thaiger Uppercut』では阿井“ふ~ど”慶太を下し、メジャー王者となった。

 Oil Kingはラシードを主に使い、相手にプレッシャーをかける戦法で、デリック・“Idom”・ルフィン、ラウール・“メナード”・メナ二世、竹内・“竹内ジョン”・亮太といった強豪から勝利を収めている。


ブルース・“GamerBee”・フシャン

 GamerBeeは『ストリートファイター』界隈ではビッグネームだ。2010年に『ストリートファイターIV』でキャリアをスタートすると、すぐに頭角を現した。そしてカプコムが『ストリートファイターV」をリリースすると、GamerBeeは『EGX 2016』と『Japan Cup 2016』でリー・“Poongko”・チュンゴンを下し、これが現在のところキャリア最大の勝利となっている。

 一度は『TW Fighter Major』の大会運営側に回って、第一線からは身を引いていたが、再びプレイヤーとしての刺激を求め、CPTのシーズンへと復帰を果たした。

 GamerbeeはCPTシーズンの序盤ではキャミーを使っていたが、途中でネカリに戻した。今季はレンソ・“Iperu”・ビーゴ、ショーン・“Shine”・シンプソンを相手に勝利を収めている。

 
 

アルビ・“RB”・カオ

 RBもまた、『ストリートファイター』界隈のビッグネームの一人だ。GamerBee同様、2010年から大会に出場し始めたRBは、大会への出場回数こそ多くはないものの、それぞれで好成績を収めている。

 RBはユリアンの使い手で、プレースタイルは日本のネモと似ているが、リスクはあまり負わないタイプだ。今季のCPTではチェン・“Xiao Hai”・ジュオジュン、石川“trashbox”謙介、イェ・“Hotodog29”・マンホを下している。