韓国『リーグ・オブ・レジェンド』界の伝説的プロ選手、ハオ・“PawN”・ウォンソクが現役引退を発表した。

 King-Zone DragonXのミッドレイナーは9月28日に引退を発表。それは『リーグ・オブ・レジェンド世界選手権2019』のプレーインステージ開幕のわずか数日前の出来事だった。

 PawNは2018年から精神疾患に悩まされていることを告白しており、5月にも一度休養を取っていた。

 Korizonの翻訳によると、PawNは「2018年に強迫性障害にかかった。完全に自分の思い通りのセットアップができないと、ゲームがプレーできなかった」とコメント。



 疾患を抱えながら、PawNはKT Rolsterのミッドレイナーとしてプレーし続け、2018年の世界選手権にも出場。その後、King-Zone DragonXに加入し、『Spring Split』までプレーし続けた。

「もうなにもかもが大丈夫だと思った。Spring Splitまでは問題なくプレーできたんだ。でもSummer Splitの開幕が迫ると、またも強迫性障害が襲ってきた。突然に、それも違った形で」

 PawNは2014年にSamsung Whiteの一員として世界選手権で優勝したことで知られている。この勝利は、現在では解散しているSamsung Whiteにとって、最後の世界タイトル獲得だった。