『リーグ・オブ・レジェンド』の開発を手掛けるRiot Gamesが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、今季の『ミッドシーズン・インビテーショナル』を中止すると発表した。

 イベントは当初、新型コロナウイルスの感染拡大による影響により5月から7月に開催が延期になると発表されていた。しかし開幕まで3カ月を切ったなか、新型コロナウイルスによるパンデミックは収束の目処が一向に立たたないため、Riotの国際Eスポーツ部門の責任者ジョン・ニーダムは大会の中止を発表せざるを得ない状況となった。

 ニーダムは公式声明で「外的リスク・アドバイザーの分析の結果、現在の新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑みると、ミッドシーズン・インビテーショナルの現在の開催日程(7月3日~19日)までに国家間における入国制限や大規模イベントの開催自粛要請が解除される見込みは薄いということになった」と語っている。

Credit: Aloysius Low/ONE Esports

 ポジティブな面をみれば、ミッドシーズン・インビテーショナルという国際大会が消滅したことにより、各地域リーグは各週末に開催予定のサマー・スプリットを予定通り開催できる運びとなった。

 ニーダムは「我々は毎週各地域のリーグでプレーするチームやプレイヤーをサポートし、体制の強化に努めたいと思っている。彼らは2020年のリーグ・オブ・レジェンド世界選手権の出場に向けて、これからサマー・スプリットを戦うことに専念して欲しい」と続けている。

 なお、ニーダムは現在Riotの各部門と協力しながら、ミッドシーズン・インビテーショナルの「代わりとなるイベントや活動の開催に向けて」動いているという。

 LoL・Eスポーツはまた、2020年の世界選手権のシード枠変更に向けた調整を行ったことを発表している。

 中国の『リーグ・オブ・レジェンド・プロリーグ』とヨーロッパの『リーグ・オブ・レジェンド・ヨーロッパ・チャンピオンシップ』の出場枠は「4」に拡大した。これは、過去18カ月に両地域のチームが残した成績をもとに判断された。

 また、過去のミッドシーズン・インビテーショナルの2大会で好成績を収めたベトナムの『リーグ・オブ・レジェンド・ベトナム・チャンピオンシップ・シリーズ(VCS)』も、出場枠拡大の恩恵にあずかった。今季は2チームが世界選手権への出場権を手にすることになる。

 この結果、2020年の世界選手権には合計24チームが出場することになった。下記が地域ごとの出場枠だ。

■4枠
リーグ・オブ・レジェンド・プロリーグ(中国)
リーグ・オブ・レジェンド・ヨーロッパ・チャンピオンシップ(ヨーロッパ)

■3枠
リーグ・オブ・レジェンド・チャンピオンズ・コリア(韓国)
リーグ・オブ・レジェンド・チャンピオンシップ・シリーズ(北アメリカ)

■2枠
リーグ・オブ・レジェンド・パシフィック・チャンピオンシップ・シリーズ(東南アジア)
リーグ・オブ・レジェンド・ベトナム・チャンピオンシップ・シリーズ(ベトナム)

■1枠
カンペオナート・ブラジレイロ・デ・リーグ・オブ・レジェンド(ブラジル)
ザ・ターキッシュ・チャンピオンシップ・リーグ(トルコ)
リーグ・オブ・レジェンド・ジャパン・リーグ(日本)
リーグ・オブ・レジェンド・ラテン・アメリカ(南アメリカ)
リーグ・オブ・レジェンド・オセアニック・プロリーグ(オーストラリア)
リーグ・オブ・レジェンド・コンチネンタル・リーグ(CIS)

 今季の世界選手権は上海で開催予定だ。実現すれば中国での開催は2017年以来となる。