2020年の『リーグ・オブ・レジェンド・チャンピオンズ・コリア(LCK)』は18日にスプリング・スプリットのプレーオフが開幕を迎えた。トップシードのゲン・Gを筆頭に、強豪チームがトーナメントで激突する。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、レギュラーシーズンの終盤戦と同様、すべての試合はオンラインのフォーマットで開催される。
以下がプレーオフの詳細だ。
出場チーム
9週に渡る激闘の末、上位5チームがスプリング・プレーオフへの進出を決めた。
- ゲン・G (14-4)
- T1 (14-4)
- ドラゴンX (14-4)
- KT・ロルスター (10-8)
- DAMWON・ゲーミング (9-9)
- アフリーカ・フリークス (7-11)
- ハンワライフ・Eスポーツ (6-12)
- APK・プリンス (6-12)
- SANDBOX・ゲーミング (5-13)
- グリフィン (5-13)
このなかで激しいデッドヒートを繰り広げたのはゲン・G、T1、ドラゴンXの3チームで、それぞれ14勝4敗の成績を収め、互いに一歩も譲らなかった。
ゲン・G
ゲン・Gはわずか1ゲーム差でT1を上回り、スプリング・プレーオフのグランドファイナルズへの出場権を手にした。ゲン・GはLCKにおけるスーパーチームの一つで、その実力は日の出の勢いにある。2020年は元T1のジャングラーであるキム・“Clid”・テミンを獲得し、そのディフェンシブなスタイルに磨きをかけた。そのディフェンシブなスタイルは時に機能しないときもあるが、そのときはMVPのガク・“Bdd”・ボソンがチームに攻撃的なアクセントを加える。
T1
T1は終盤戦で不調に陥ったものの、リー・“Faker”・サンヒョクはいつでも頼れる存在で、ポストシーズンもチームをけん引するだろう。昨年はスプリング、サマー・スプリットともにレギュラーシーズンでの首位フィニッシュはならなかったものの、プレーオフではいずれもグリフィンを倒して優勝を飾った。大舞台に強いため、3回戦以降の出場となるプレーオフでは、確実に力を発揮してくれそうだ。
ドラゴンX
ドラゴンXはレギュラーシーズンでは上位2チームに及ばなかったものの、隠れた優勝候補としてプレーオフに臨む。チームは超攻撃的なスタイルでしられ、ジョン・“Chovy”・ジフンはFakerに次いでリーグ2番目のミッドレイナーとも評される。Chovyと並んで、サポートのRyu・“Keria”・ミンソクとトップレイナーのチョ・“Doran”・ヒョンジュンは最強のフロントラインを形成し、チームファイトでは対戦相手を封殺する。
大会形式とスケジュール
プレーオフにはレギュラーシーズンの上位5チームが出場し、トップシードはグランドファイナルズからの出場となる、シングルイリミネーションの「キング・オブ・ザ・ヒル」方式で優勝を争う。
試合は本日開幕し、DAMWON・ゲーミングとKT・ロルスターが3試合制のシリーズで激突。この一戦はDAMWONが2-1で制し、1回戦を突破した。
残りの試合はすべて5試合制で開催される。
1回戦
DAMWON・ゲーミング 2-1 KT・ロルスター
2回戦
ドラゴンX vs. DAMWON・ゲーミング (4/20, 4 p.m. GMT+8)
3回戦
T1 vs 2回戦の勝者 (4/22, 4 p.m. GMT+8)
グランドファイナルズ
ゲン・G vs. 3回戦の勝者 (4/25, 4 p.m. GMT+8)
試合はすべてLCKの公式Youtubeチャンネルで観戦可能だ。また、LCKの公式Twitchチャンネルでも生中継される。