『ESL Oneハンブルク』の2日目、中国の強豪Vici Gamingがアドリアン・“Fata”・トリンクスが率いるAllianceの新チームと対戦した。
ゲーム1
序盤戦でペースを握ったVici Gamingは、中盤戦までに1万1000ゴールドのリードを奪い、シャン・“Eurus”・チェンジュンのGyrocopterによって相手に大ダメージを与えることに成功した。
Radiant Shrineでの激突を制したVici Gamingは、勢いそのままに相手のトップレーンを支配しようとするが、Allianceのニコライ・“Nicobaby”・ニコロフがそれを許さない。
Magnusを使ったサイモン・“Handsken”・ハーグのサポートもあって、AllianceはEurusのGyrocopterを、一度だけでなく二度も撃ち落としてみせた。
Allianceは堅いディフェンスを活かしてそのままマップの支配を目論むが、注意力散漫となった結果、ディン・“Dy”・コンのGlimmer Capeを使ったプレーにも助けられ、EurusがNikobabyのOmnislashから逃れることができた。
Allianceが徐々に盛り返すなか、依然として大幅にゴールドのリードを握っていたVici Gamingは、一人少ない相手に対して試合を終わらせにかかる。
それでもRadiant Ancientがあと数発で死亡という状況のなか、AllianceはGrimstrokeのSoulbindとJuggernautのOmnislashのコンボを繰り出し、Eurusとゼン・“Ori”・ジャオヤンを消し去ってみせた。
しかしながら、Mega CreepアドバンテージによりAllianceはそれ以上攻撃を続けることはできず、Vici Gamingに反撃の糸口を与えてしまう。AllianceはEurusを止められず、Vici Gamingが試合開始から1時間以内で勝利を手にする結果となった。
ゲーム2
Allianceは序盤から勢いを掴み、猛反撃を開始した。試合開始から14分で14-3キルのリードを奪うと、Vici Gamingにプレッシャーを与え続け、電光石火の34分で試合を決した。
序盤でつまづいたVici Gamingは、常に追う展開を強いられてしまい、最後までペースを掴み切れなかった。
Vici Gamingはこれがグループステージでの初黒星となった。それでも2日を終えて7勝1敗で首位に立っている。一方のAllianceは6勝2敗でぴたりと2位につけている。