『ONE Eスポーツ Dota2 ワールドプロ・インビテーショナル』でロワーブラケットを破竹の勢いで駆け上がり、最後はグランドファイナルでEvil Geniusesを3-0でスイープしたVici Gaming。チームの主将ディン・“Dy”・コンはプレッシャーは感じていなったと語っている。

 Dyは「僕たちはアッパーブラケットでプレーするのに慣れている。ロワーブラケットに回ったら、もう失うものはなにもないと開き直ることができたよ」とコメント。

 「ブラケットがウィナーズだろうとルーザーズだろうと、全力を尽くすことには変わりはないよ」と続けている。

 Vici Gamingは大会序盤で振るわず、グループステージではあわや敗退というところまで追い込まれたが、ロワーブラケットの1、2回戦でTNC PredatorとTeam Secretとの接戦を2-1で制すると、ここからは勢いに乗って準決勝ではAllianceを、決勝ではGambit Esportsをスイープし、Evil Geniusesへの挑戦権を獲得した。



 勝因はチームのコーチであり、Dota2のレジェンドであるバイ・“rOtk”・ファンの存在だったという。

 Dyは「優勝はコーチのrOtkのおかげだよ。彼の戦術はいつも的確で、ファイナルでプレーするプレッシャーはまるで感じなかったね」とコメント。

 rOtkがチーム内で果たす役割の重要性は、彼らが『ONE Eスポーツ Dota2 ワールドプロ・インビテーショナル』の優勝ベルトを受け取るためにステージに登壇した瞬間に見て取れた。rOtkはステージの中央に立つと、「中国のDotaは不滅だ」と観衆に向けて宣言した。

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