アテネで開催された『鉄拳ワールドツアー(TWT)』のチャレンジャー大会、『クラッシュ・オブ・ザ・オリンピアンズ』はヴァンサン・“Super Akouma”・オマが優勝。さらにこの大会ではヨーロッパのトッププロたちが妙技の数々をみせてくれた。

 アテネで披露された極上のプレーを、8つのハイライトに厳選した。

Elf K-Wiss vs Blackbeard(負け組トーナメント/ラウンド16)

 コビ・“Elf K-Wiss” ・スカーレットが、アドナン・“Blackbeard”・ザマンに、花郎のコンボがいかに壁際で威力を発揮するかを思い知らせた。

 このマッチアップで、ElfはBlackbeardを壁際にくぎ付けにし、対戦相手のライフゲージを削り続けていった。

Sephiblack vs Danielmado (負け組トーナメント/ラウンド16)

 世界屈指のミゲル使いとして知られるアルジャ・“Sephiblack”・ガモオリだが、この試合でダニエル・“Danielmado”・マドニアはその意味を思い知らされることになった。

 このラウンドで、Sephiblackはカウンターからのコンボと強力な打撃のミックスで、Danielmadoの風間仁を徹底的に破壊し尽くした。

Spero Gin vs Bode(負け組トーナメント/ラウンド16)

 スペロ・“Spero Gin”・ジネロスはファブリッツィオ・“Bode”・タヴァッシとのマッチアップを間一髪で制した。

 スローな展開となった試合で、Spero Ginは大きく反り返ってBodeのキックをかわすと、Bodeを空中に持ち上げて素早いコンボで仕留めた。

JeonDDing vs Asim(勝ち組トーナメント/準決勝)

 ジオン・“JeonDDing”・スンヒョンがアシム・“Asim”・アリとの激闘で見事な逆転劇を披露した。

 JeonDDingはレイジアーツのぶつかり合いを制すと、壁に跳ね返った相手にコンボを叩き込み、天王山となったラウンドを制した。

Super Akouma vs Chickenmaru(勝ち組トーナメント/準決勝)

 Super Akoumaがヌーノ・“Chickenmaru”・バルボーサを相手に見事なラウンドを披露し、準決勝を制した。

 双方ともゲージが赤になり、タイムアップも迫るなか、Chickenmaruはラッシュを仕掛けてSuper Akoumaを仕留めようとするが、フランスの豪鬼使いは素晴らしい読みをみせ、レイジアーツを発動。残り1秒という状況で、ライフゲージでわずかにリードを奪っていたSuper Akoumaのレイジアーツが続き、このラウンドを紙一重で制する結果となった。

Bode vs Caiper (負け組トーナメント/準々決勝)

 Bodeはこのラウンドでジュリアの破壊力をみせつけ、開始と同時にCaiperを空中に飛ばすと、壁際へと相手を追い詰める。Caiperがリカバーするやいなや、すぐさま振り向きざまのパンチを叩き込むと、二つのコンボでラッシュをしかけ、無傷のままラウンドを制した。

JeonDDing vs Caiper(負け組トーナメント/決勝)

 負け組トーナメントの決勝で、JeonDDingはCaiperの宙返りの下をくぐると、完璧なコンボでスペインの名手を屠ってみせた。

 Caiperはあとのラウンドでリベンジを果たした。ライフゲージがわずかに残るなか、このVGIA所属の選手はJeonDDingを猛ラッシュでフィニッシュ寸前まで追い詰めてみせる。コンボは途切れてしまったが、最後はローキックを確実に当て、激闘となったラウンドを制した。

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