ヴァンサン・“Super Akouma”・オマが、アテネで開催された『鉄拳ワールドツアー(TWT)』のチャレンジャー大会、『クラッシュ・オブ・ザ・オリンピアンズ』で圧倒的なパフォーマンスを披露し、優勝を飾った。

 グランドファイナルの相手はジオン ・“JeonDDing”・ スンヒョン で、Super Akoumaが3-1で制した勝ち組トーナメント決勝の再戦となった。Super Akoumaは代名詞である豪鬼を使い続け、一方でJeonDDingは2番目に得意なキャラ、ラッキークロエに切り替えて臨んだ。

 Super Akoumaは出だしから好調で、JeonDDingの動きを完全に読み切り、コンボからのフィニッシュで第1ラウンドをものにした。

 このあとJeonDDingは2-2に追いつき、最後はレイジアーツを炸裂させてSuper Akoumaを追い詰めるも、最後はカウンターからのアッパーが決まり、第1ゲームをものにした。

 JeonDDingは第2ゲームに入ると一番信頼できるエディ・ゴルドに戻し、これが功を奏す形となった。トリッキーな技を駆使し、第2ゲームを3-1で制した。

 しかしJeonDDingは勢いを保つことができず、第3ゲームはSuper Akoumaがあっさりとものにする。第3ラウンドにはまたもアッパーを炸裂させ、3-0と圧勝した。

 第4ゲームは2-2と競った展開となり、Super Akoumaは相手を仕留めようと躍起になるが、かえって隙が生まれてカウンターの餌食となってしまい、JeonDDingの空中コンボが炸裂! これで試合はゲーム数で2-2のタイとなった。

 第5ゲームはまたも2-2の接戦となり、JeonDDingはライフのアドバンテージを握ったままラウンドを進めるが、最後は相手を仕留めきれず、時間切れで再試合となってしまう。

 再試合も双方互角の展開は変わらず、第1ゲームは双方がラウンドを二つずつ取り合って、2-2のまま最終ラウンドへ。前ゲームの再現となりそうな状況だったが、今度はSuper AkoumaがレイジアーツでJeonDDingを仕留め、第1ゲームを制した。

 第2ゲームは第1ゲームのリピートとなり、2-2となったが、最後は
Super Akouma がコンボからレイジアーツを炸裂させるほぼ同じ展開でゲームを制し、王手をかける。

 そして第3ゲームではSuper Akoumaが3-1と圧倒。コンボからのレイジアーツという必勝パターンで、グランドファイナル優勝を決めた。

 この勝利により、Super Akoumaは賞金500ドルとTWTポイント150を獲得。TWTランキングで5位に浮上した。

 2位のJeonDDingは賞金250ドルとTWTポイント100を獲得し、ランキング33位に浮上した。

 次の鉄拳のマスターイベントは『REV Major in Manila』となり、9月28日から29日にかけて開催される。

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