SK Telecom T1の “Faker”ことリー・サンヒョクは、しばらくの間『リーグ・オブ・レジェンド』の顔役だ。だけど2019年には注目すべき新しい選手たちが揃っている。
 
 今日から始まる2019年の「リーグ・オブ・レジェンド ワールドチャンピオンシップ」(一般的にはWorlds。以下、Worlds 2019)では、多くのプロ選手がスキルを見せつけ、輝く。彼らは次の”Faker”になるためではなく、今年のWorlds 2019のステージにて自らの実績を作るため、ここにいるのだ。

 以下、Worlds 2019で注目の『リーグ・オブ・レジェンド』トップ選手たちのリストだ。


The Creep Score King, Teddy
クレジット: T1

クリープスコアキング・Teddy (SK Telecom T1)

“Teddy” ことパク・ジンソンは SK Telecom T1最高のボットレーナーのひとりとして今シーズンを開始した。彼は『リーグ・オブ・レジェンド』の1ゲーム1456のクリープスコアを獲得し、 歴史上、最高のクリープキルを達成したことで知られている。

  TeddyはJin Air Green Wings時代からすでに人気があったが、SK Telecom T1に加入してから、彼の価値はさらに上がった。LCK 2019 Summerのプレーオフで、SK Telecom T1がトロフィーを獲得することに貢献した、強力な選手のひとりだ。


The Magician, Doublelift
クレジット: Team Liquid

魔術師・Doublelift (Team Liquid)

 ”Doublelift” ことイリアン・ペンがTeam Liquidのボットレーナーとして世界へ大きな進歩を見せたことは、間違いなくDL・オブ・ジ・イヤーと言える。彼はSona-Taricのボトムレーンのメタを開始した選手の1人で、それが強力な組み合わせであることを証明した。

 Team Liquidが4連続で獲得したタイトル記録は、Doubleliftの実力の証でもある。



怪物ミッドレーナ―のNisqy
クレジット: LoL Esports Stats

化け物・Nisqy (Cloud9)

 Cloud9の新人“ Nisqy ”は、“ Jensen ” のポジションを引き継いだミッドレーナーとして、NAチームに完璧にフィットすることが証明された。Nisqyは、ミッドレーンのモンスターとしてのパフォーマンスにより、みんなの期待を上回ったのだ。

ファンの多くは、Nisqyを今シーズンのトップ・ミッドランダーのひとりだと考えている。彼はIreliaや新しいチャンピオンのQiyanaを使うときは、毎回かならずリフトを揺るがすのだ。


ベビーフェイカー・Caps

ベビーフェイカー・Caps

 “Caps” ことラスマス・ウィンターは、2019 Mid-Season Invitational(MSI)チャンピオンG2 Esportsのミッドレーナーだ。Capsは過去2年間で、EU LCS Summer 2018、LEC Spring 2019、そしてMSI 2019で3つのMVPを獲得している。

彼はSylas、the Unshackledとしての印象的なプレーでも知られている。G2のスター選手は、Worlds 2019の “Craps”、いや “Claps”と呼ばれるのだろうか?



もはやルーキーじゃない
クレジット: Invictus Gaming

言うほど「新人」じゃねえよ!“ Rookie ” (Invictus Gaming)

 Invictus Gamingの “Rookie ”ことウイ・ジンは、プレイするチャンピオンの考えられない技術から「Fakerジュニア」と呼ばれる。プレイヤータグほどルーキーではないRookieは昨年の世界選手権のチャンピオンとして歓迎され、“TheShy”ことカン・スンロクと共にInvictus Gamingを完全勝利へと導いた。

 さてInvictus Gamingと共に、彼は自己記録を超え、連続で世界チャンピオンになれるのだろうか?



The Twisted Top-Laner, Nemesis
クレジット: Fnatic


Twisted Fate使いのトップレーナー・Nemesis(Fnatic)

 スロベニアのプレイヤー、 “Nemesis” ことティム・リポフシェクは、ヨーロッパでのG2のCapsに次ぐ実力のミッドレーナーだ。彼がFnaticへ合流して以来、メンバーの中でも特に“ Broxah”こと マッド・ブロック・ペターゼンとの相性の良さを見せている。

 NemesisのTwisted Fateは、LEC 2019 Summer Splitで66.7%の勝率という、驚異的な結果を残した。

  NemesisがWorlds 2019で、CapsからEU最高のミッドレーナーの座を奪うことができるかどうかが待ちきれない。



評価を改めるべき男、 Doinb
スクリーンショット: Kristine Tuting/ ONE Esports


過小評価されている一人・Doinb (FunPlusPhoenix)

  FunPlus Phoenixが成功している大部分は、彼らのミッドレーナーである”Doinb” ことキム・テサンによるものだ。Doinbの強さと敵チームに上手く合わせていく能力により、 FunPlus PhoenixはLPL 2019 SpringとLPL 2019 Summerで、上位へ食い込む結果を出した。

非常に熟練した技術に加え、ミッドレーンチャンピオンの異常なビルドでも知られており、ほとんどの場合、使えるタンクアイテムを利用しているのだ。

Doinbは、現在の『リーグ・オブ・レジェンド』プロシーンで最も過小評価されている選手ではないだろうか? FunPlus Phoenixの魂として、彼はWorlds 2019で輝けるだろうか?



Damwon Gamingのダークホース、Nuguri
スクリーンショット:Kristine Tuting / ONE Esports

ダークホース・ Nuguri (Damwon Gaming)

 韓国のトップレーナーの “ Nuguri”ことチャン・ハグォンは、トップレーンでは信じがたい記録のため、Invictus Gamingの“TheShy” カン・スンロクとしばしば比較される。彼はDamwon Gamingのキーマンの1人であり、ピックでは「ねこばば」のキーストーンを使用するのが好きな、とても難しい対戦相手でもある。

現在Nuguriは、リーグ・オブ・レジェンド・チャンピオンシップ・コリア(LCK)で最高のトップランナーだと考える人もいるほどだ。



LPLナンバーワンのトップレーナー、TheShy
クレジット:LoL Esports Stats

若きトップ、TheShy(Invictus Gaming)

 Invictus Gamingの若きトップレーナーは、わずか19歳で多くを達成した。昨年のWorldsでの優勝を除けば、TheShyは獣の中の獣と言える選手であり、LPLのナンバーワンであるトップランナーだ。2019年にはSpring SplitのMVPとして認められている。

 今シーズンを通して、TheShyは多くのクレイジーなプレイを見せており、
Invictus Gamingのチーム全体に大きく貢献している。



Attack on Levi
クレジット: GAM Esports

進撃の…… Levi (Gigabyte)

 ベトナム地域のGigabyte Marines(現在のGAM Esports)の“ Levi” ことドゥ・デュイ・カンのサポートプレイスタイルが、GigabyteがVCS Summer Splitの上位にいる理由のひとつだ。 以前のLeviは、驚くべきジャングリングスキルを持つ、ノクターン使いとして知られていた。

 チームのトップレーナーであるPhạm“ Zeros” MinhLộcと共に、ふたりは強力な組み合わせを作り出す。彼のニックネームは、日本の漫画「進撃の巨人」のキャラクターであるリヴァイ・アッカーマンを元ネタにしている。