“LowHigh”ことユン・スンウンがREV Major 2019のチャンピオンへ返り咲いたけれど、トーナメントのトップ8にはアジアでもっとも優れた『鉄拳7』プレイヤーたちが揃っていた。ここではそんな『鉄拳7』の達人たちによる、興味深い試合を取り上げよう。

ノビ vs  JDCR (Top 8)

 “ノビ”は、『鉄拳』プレイヤーのレジェンドたる “JDCR”キム・ヒョンジンとドラグノフによる同キャラ対戦を行った。ノビは体力ゲージが赤になると、レイジドライブでJDCRに飛びかかり、コークスクリューキックで最初の試合を決めた。

LowHigh vs 弦(Top 8)

 お次のハイライトも強烈な同キャラ対決である。LowHighは Team Liquid のメンバーである“弦”のシャヒーンと接戦を繰り広げる。弦は最終的に同キャラ対戦を制するものの、早いラウンドで失速してしまう。すばらしい操作と優れたコンボで、LowHighをギリギリのところで仕留められなかったのだ。GENはすぐさま下段へ追い打ちをかけるが、LowHighは簡単に動きを読み、ブロックし、強烈な攻撃を返し、ラウンドを奪う。

Rangchu vs. Eyemusician (Top 8)

 “Rangchu”ことチョン・ヒョンホは複数のキャラクターを使い、REV Major 2019を駆け抜けた。Rangchuの相手となった“Eyemusician”ことパク・ミョンヒョンはROX Dragonsのルーキーで、『鉄拳7』の新しいDLCのキャラクターであるザフィーナを使用。驚くべきレイジアーツコンボと共に、Rangchuを追い込み、カウンターヒットのコンボによって吉光使いを屠った。

Chanel vs  チクリン (Top 8)

 返り咲く寸前のことだ。 “チクリン”は数発のヘビーなパンチで “Chanel ”ことカン・ソンホを葬り去ろうとしていた。お互いのパンチはわずかにKOには届かず、チクリンはパンチの嵐で攻め込んだ。最後のパンチの直前、Chanelはマジック4キックを放ち、チクリンのREV Major 2019での疾走を終わらせる。

Rangchu vs. JDCR (ルーザーズ準々決勝)

 今回Rangchuは見事なプレイを仕上げ、今やキュートな環境保護活動家であるジュリアを使用。『鉄拳』のレジェンドJDCRに対し、壁際で凄まじいダメージを与えるも、葬り去るには十分ではなかった。JDCRが少々距離を測っているところ、Rangchuは果敢にラッシングアローを放ち、カウンターヒットによってラウンドを一気に終わらせた。

Gen vs. Nobi (決勝)

 このハイライトでは、ふたりの日本人選手による一進一退の試合となった。お互いがレイジ状態になり、ノビは弦がレイジアーツでリスクを取る直前にキックを繋げることに成功。弦がレイジアーツを使う前に、ノビは得意なムーブであるダウン-2を入力し、彼のラウンドを計上した。

Rangchu vs. LowHigh (ルーザーズ準決勝)

 RangchuはLowHighとの激しい試合では、信頼するパンダで防御を固めた。壁に背を向け、ほとんど体力ゲージも残っていないなか、パンダは凶暴な爪でLowHighを捕らえた。ストリングの後、一直線にレイジアーツを行ない、膨大な壁際のコンボで試合を終わらせた。

Gen vs. LowHigh (ルーザーズ決勝)

 弦はルーザーズの決勝戦で当たったLowHighに対し、シャヒーンを使い、立場を守り通した。 LowHighは最初スティーブを使用しており、弦は遠い距離を生かしていた。弦はLowHighへの投げを2度ミスしたあと、パンチをダッキングし、 カウンターヒットから打ち砕いた。

READ MORE: 『クラッシュ・オブ・ザ・オリンピアンズ』鉄拳ハイライト集