『ESL One ロサンゼルス・メジャー』は南アメリカ地区の予選が行われ、サンダー・プレデターとビーストコーストのペール勢2チームが本大会進出を決めた。

 サンダー・プレデターがほぼ無傷で予選を切り抜けた一方、南米最強のチームと目されるビーストコーストは苦戦を強いられる結果となった。


 サンダー・プレデターはわずか1敗でグループBを首位で突破し、2位にはそのサンダー・プレデターに唯一黒星をつけたペイン・ゲーミングが続いた。

 グループBが一方的な展開に終わった一方、グループAは予想外の大混戦が繰り広げられた。

 リーグ戦終了後、ビーストコースト、FURIA・Eスポーツ、インフェイマスの3チームが勝敗で並ぶことになった。3チームがそれぞれ3度ずつ対戦するクレイジーなタイブレイカーが演じられたあと、ようやくビーストコーストとFURIA・Eスポーツがグループ突破を決めた。

 プレーオフではサンダー・プレデターがFURIAに楽々と勝利を収め、ビーストコーストはペイン・ゲーミングに勝利。勝利した2チームは、メジャーへの一つ目の切符をかけて激突した。

 ここまで今季のDotaプロサーキット(DPC)で振るわなかったサンダー・プレデターは、対戦相手のビーストコーストと比べて力は落ちると予想されていたが、ふたを開けてみると、ゲーム2がわずか21分で終わるなどシリーズは一方的な展開に終わり、まずはサンダー・プレデターが今季初のメジャー進出を決めた。



 敗れたビーストコーストは、メジャーへの残り1枚の切符をかけて、今大会のグループステージでは1勝4敗と苦戦していたFURIAとの2位決定戦に臨んだ。

 苦戦も予想されたビーストコーストだったが、ここで強豪チームらしい勝負強さを披露する。一進一退の展開となったゲーム1を66分で制すると、ゲーム2は圧倒的なパフォーマンスをみせてFURIAを寄せ付けずに圧勝し、ロサンゼルス・メジャーへの切符を手にした。

 サンダー・プレデターとビーストコーストは、3月に開催される『ESL One ロサンゼルス・メジャー』にて、出場全16チームとともに、賞金総額100万ドルと1万5000DPCポイントをかけて戦うことになる。

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