『2019-20 Dotaプロサーキット』のメジャー大会初戦に当たる『MDL成都メジャー』のEU地域予選が行われ、AllianceとTeam Liquidが出場権を手にした。
AllianceとTeam Liquidはそれぞれのグループを首位で勝ち抜き、プレーオフ初戦でAllianceはTeam Singularityに、Team LiquidはNinjas in Pyjamas (NiP)にそれぞれ圧勝。両者は成都メジャーへの一つ目の切符をかけて直接対決を迎えた。
Allianceは先週、昨季までのメンバーたちが揃ってTeam Liquidに移籍したため、両者には遺恨が生まれていた。このライバル対決に勝利したのはAllianceの新チームで、2-1で勝利を収めて成都メジャーへの最初の椅子を確保した。
ニコライ・“Nikobaby”・ニコロフは傑出したパフォーマンスをみせ、第3戦ではブラッドシーカーで完璧な12-0-14 KDAを披露し、Allianceを勝利へと導いた。
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敗れたTeam Liquidは、成都メジャーへの出場権を懸け、敗者復活戦でSingularityを下したNiPとの2位決定戦に臨んだ。
相手は『ザ・インターナショナル(TI5)』優勝経験のあるピーター・“ppd”デイガーやサーヒル・“Universe”・アローラという百戦錬磨のツワモノが揃っていたが、Team Liquidはニコ・“Gunnar”・ロペスやオリヴァー・“Skiter”・レプコといった若手の経験不足につけこみ、2-0と相手を寄せ付けなかった。
OG、Team Secret、そして元Team LiquidのメンバーからなるKuroky and co.が欠場を発表しているため、AllianceとTeam Liquidはメジャー初戦でシーズンの好スタートを切ることが期待されている。
成都メジャーは11月16日から24日にかけて行われ、賞金総額は100万ドルと、1万5000DPCポイントをかけて戦われる。予選を兼ねた『Dotaサミット11 マイナー』は11月7日から10日かけて行われる。