週末の10月19日から20日にかけて開催された『EGX2019』で、アデル・“Big Bird”・アナウチェが『EU地域オープン・トーナメント』と『EU地域ファイナルズ』を制し、2日連続で戴冠を果たした。
土曜日の『EU地域オープン・トーナメント』の終了後、観衆の注目は翌日に開催される『EU地域ファイナルズ』へと移った。ファイナルズでは『カプコンプロツアー（CPT）』のEUランキングのトップ8が賞金7000ドルをかけて争った。
グランドファイナルで、Big Birdはイギリスのトッププロ、DC・“Infexious”・コールマンと対戦。このマッチアップは『EVO 2019』の敗者トーナメント決勝の再戦となった。
Infexiousは敗者ラウンドを勝ち進んだ勢いそのままに、代名詞の是空を使って、ゲーム1でBig Birdのラシードを打ち破った
しかしゲーム2でBig BirdはInfexiousをコーナーに追い詰め、見事なクリティカルアーツを披露するなど、二つのラウンドをあっさりものにした。
ゲーム3は同じ形で推移し、Big BirdはまたもInfexiousをコーナーに追い詰め、ラウンド1をパーフェクトで締めくくった。
Infexiousはラウンド2を取ったが、Big Birdはラウンド3で圧倒し、またも相手をコーナーに追い詰めると、クリティカルアーツを叩き込んでリードを奪った。
迎えたゲーム4、Infexiousはコーナーに追い込まれないように注意しながら、見事な空中技を披露してラウンド1を制した。
しかしながら、ラウンド2ではBig Birdが再度Infexiousをコーナーに追い込む展開となり、ラシードのグラウンドゲームから逃れることができず、空中技でのオプションを完全に封じられてしまう。
勝負を決するラウンドで、またもBig BirdはInfexiousをコーナーに封じ込め、最後はスタイリッシュなクリティカルアーツで優勝を決めた。
現在CPTのランキングで6位に入るBig Birdは、この勝利で『カプコンカップ』への出場権を獲得。この結果、よりランキングが低い選手に出場への道が開かれたことになる。
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