“藤村”が自らの最大限のパフォーマンスを引き出し、『カプコンプロツアー（CPT）・アジア地域ファイナルズ』を制した。大会はシンガポールで開催中の『SEAメジャー』のなかで行われた。
前日の『CPTプレミア』での“ふ～ど”優勝の余韻も冷めやらぬなか、この日はCPTのアジアランキングのトップ8のプレイヤーたちが『CPTアジア地域ファイナルズ』で激突。賞金7000ドルと『カプコンカップ』への出場権をかけてしのぎを削った。
グランドファイナルで藤村は世界最高の豪鬼使いである“ときど”と対戦。ときどはふ～どに1回戦で敗れたが、敗者復活ラウンドを勝ち上がってグランドファイナルへの切符を手にしていた。
藤村はいぶきのコンビネーションを繰り出して、素早く二つのセットを制した。その両方で、藤村は素早い攻撃を連続で当ててときどの動きを止めてノックダウンへと持ち込んだ。
劣勢だったときどはそこから反撃に転じ、そこから4つのラウンドを連取。ゲーム3ではパーフェクトも披露し、セット数を2-2のタイに持ち込んだ。
ときどは豪鬼の竜巻をうまく使って藤村をコーナーに追い詰め、そこに藤村を釘付けにしてダメージを積み重ねていった。
セット数で2-2と並ばれた藤村だったが、風魔手裏剣をうまく使ってコーナーから逃れてときどの勢いを止めると、相手が返ってきた手裏剣をジャンプでかわしたところに美しい空中殺法を叩き込んだ。
そのあと素早いコンボからの投げ技で、ときどをKOまであと一撃という状況に追い込んだ。起死回生の一発を狙ったときどがVトリガーを繰り出したところ、藤村はEX風切りを叩き込み、ラウンドを締めくくってみせた。
