Epic Gamesは2020年内の『フォートナイト』大会ロードマップを発表した。

 新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けた他の多くの主要Eスポーツイベントと同じく、大勢のファンが楽しみにしていた『フォートナイト・ワールドカップ(FWC)』も今年は開催されないことが決まった。

 大会の中止は『フォートナイト』大会公式ツイッターアカウントで明らかにされた。技術的制約やオンライン上のラグのため、地域間をまたいでの『FWC』オンライン大会が開催されることもないと発表されている。

 だが大会主催者は、世界的な状況が改善に向かえば来年には再び『FWC』を開催することに意欲を見せた。

 「実際に人が集まる形での世界的大イベントが戻ってくるのがいつになるのかは分からない。だが2021年には何らかの形でフォートナイト・ワールドカップを開催できることを願っている」とツイートされている。

 昨年7月の『フォートナイト・ワールドカップ・ソロ・ファイナルズ』では、カイル・“Bugha”・ギエルスドルフが16歳の若さで圧倒的な戦いを披露してゲーム界の話題をさらった。賞金300万ドルを手にしたBughaは、その後のゲームシーンでお馴染みの存在となっている。

 ワールドカップは中止となるが、その他の大会はオンラインで開催され、プレイヤーたちに激闘の舞台が用意される。『フォートナイト・チャンピオン・シリーズ(FNCS)』のデュオ部門や、『フォートナイト・キャッシュ・カップ』、その他のサードパーティー大会などが予定されている。

 公式放送の頻度もさらに拡充される予定。『FNCSインビテーショナル』を手始めに、フォートナイトTwitchチャンネルで今後のオンライン大会がカバーされる。

 パンデミック中も引き続きプレイヤーたちを楽しませるため、『フォートナイト』では他にもデジタルイベントを開催している。アメリカのラッパー、トラヴィス・スコットが出演したコンサート「Astronomical」は実に2770万人ものユニークプレイヤーをゲーム内に動員した。